クルトガ アドバンス0.7 mmはかなり良かった

12月19日発売のクルトガ アドバンス0.7 mmと限定アドバンスが店頭に並んでいました。

文字の濃さも、太さもずっと同じ。キレイな文字が書けるシャープ『アドバンス』に 太めの0.7mm芯もしっかり尖り、約1.8倍折れにくい、芯径0.7mm新発売|2018年|プレスリリース|三菱鉛筆株式会社

狙うは0.7 mmのアドバンスです。

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0.7は色展開が青と白の2色だけでした。今持っているアドバンス0.3が青なので、白にしました。

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アドバンス0.3, 0.5, 0.7

芯の直径を比べてみましょう。

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芯の太さの違い

結構違います。

最初に購入したアドバンスは0.3だったのですが、芯の減りが早すぎて使いにくいと感じました。

筆記線の太さの比較をしてみましょう。

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筆記線の比較

ちょっとわかりにくいので、計算してみましょう。筆記角度は45度とします。

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直角二等辺三角形なので、三角関数などを持ち出さなくても例の1:1:√2で計算できますね。

 

クルトガ芯径(mm) 筆記線の太さ(mm)
0.3 0.21
0.5 0.35
0.7 0.49

こんな感じです。

ちなみに、クルトガしないと線の太さはクルトガした場合の倍になります。

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クルトガしないと筆記線の太さは倍になる

つまり、0.7 mmの芯を使った場合、筆記線の太さは筆記角度45度で最大1 mm程度になります。

また、0.5 mmの芯を片減り状態で使うより、0.7クルトガ線の方が細いとも言えます。

片減りした芯(完全な片減りにはもう一歩)とクルトガ芯を観察してみましょう。

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片減りとクルトガ

筆記するとこのくらいの違いがあります。

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接触面積が大きくなることで筆圧も小さくなりますので、線は太くなるばかりでなく薄くなる様子がわかります。

クルトガアドバンスの芯径を0.3から0.5に変えたとき、書き心地が全然違うと感じましたが、それと同じくらいの違いを0.7でも感じます。安定感や使っているときの心地よさはパイロットのS20やロットリングのラピッドプロなどの方が上ですが、持ち替えなくても筆記線が太くならないクルトガは実用性が高いです。特にアドバンスは沈み込みがほとんど気になりません。多少の違和感は使っていくうちに慣れます。

0.7の芯は折れにくいですので、長めに出して書けば、ノック数も最小限に抑えられるでしょう。

0.7アドバンスは予想通り、いいクルトガです。気に入りました。

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