昨日から出荷が始まった限定復刻のピアニッシモPD205を購入しました。
ピアニッシモは1996年に発売したサイドノック式のシャープペンシルです。発売後1年で800万本売れ大ヒットしました。しかしながら、2008年には惜しくも廃盤となりました。
海外ではTECHNICLICKとして今でも販売が継続していて、日本でも時々見かけます。
上がピアニッシモ、下がテクニクリックです。見た通り、形は全く同じです。
さて、ピアニッシモは11.4 gで比較的軽いシャープペンシルです。芯を入れるときにはこんな感じになります。
キャップと共にクリップが外れるのがおもしろいです。
グリップは後端が11.1 mm、先端が9.8 mmになっています。ラバー はありませんが、溝があるので滑りやすいとは感じません。
ノックボタンは配置が良いため、ほとんど手に当たらず、違和感はありません。
重心はペンの真ん中くらいで低重心ではありません。ただ、全体的に軽いペンなので、違和感はありません。
クリップの位置は比較的高く、手に当たりにくいです。上の写真はスマッシュとの比較です。
書き心地は比較的ドライというか、サラサラとした書き心地です。
芯チャックは樹脂です。前も言いましたが、個人的には芯チャックが樹脂製であることに実質的なデメリットを感じた事はありません。
ガイドパイプは約3.5 mmと、比較的長めです。
シャープペンシルのノックって、いちいち持ち替える必要があり、集中してるときには地味に面倒だったりします。最近、トンボのモノグラフワンが廃盤になりましたが、サイドノック式のシャープペンシルはほとんど見かけません。
下の写真はピアニッシモとモノグラフワンです。
モノグラフワンをノックしてみると、ピアニッシモのノック感が秀逸なのがよくわかります。
文房具好きなら、サイドノック式自体が希少な上に、かつて一年で800万本売り上げたというピアニッシモを一本くらいは持っていて損はないでしょう。