ブレンのダメなところ 3つ

もののいいところを出来るだけ見ようと思っていますが、あえて今回はダメなところを指摘します。

ブレンはペン先がぶれないという点においては、比較的成功していると思います。ペンの太さや重量、グリップ感なども悪くありません。しかし、ダメなところが3つあります。

  1. インクのダマが出来やすい
  2. グリップが汚れやすい
  3. クリップの設計が?

昨日の夜から使い始めたブレンのペン先の写真を下に載せます。

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インクがペン先にかなり付着しています。これでも何度か拭きながら使っています。紙質や筆記角度、書き方などとの相性はあると思いますが、それらを差し引い板としてもエマルジョンインクはダマになりやすいです。雑記なら気にならないのですが。ただまぁ、油性インクもダマはできやすいので、この点はあえて目をつぶるという考え方もあるかと思います。

次に発売直後に購入したブレンと昨日購入したブレンを並べて撮影してみましょう。

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グリップが白いため、インクなどの付着によって汚れやすいです。それに加え、経年劣化により黄色くなります。ウレタン系のエラストマーなんでしょうかね。実は上の新品のブレンもすぐにインクが付着してしまったので、ステッドラーの消しゴムrasoplastで擦ったら少し黒くなってしまいました。

表面に付着しただけの汚れなら白い消しゴムなどで擦ると取れますが、黄変はどうにもなりません。

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黒軸やグレー軸のブレンもありますが、インクが黒にしか対応していないのが残念です。

購入して最初に一番疑問に思ったのがクリップの設計です。スカスカすぎて薄いものに挟むときにはほとんど機能しないようなものでした。機能購入したものは少しきつめになっていたのでなんらかの改良が行われた可能性があります。

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しかし、それでも稼働部分にクリップが配置されているためグニグニと動いてしまって、なんとなく気持ちが悪いんです。

稼働部分にクリップが配置される例は珍しくありません。フリクションポイントノック04とか、多色ペンの+1部分は大抵クリップにノック部分が割り当てられていたりします。

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その中でもブレンのクリップはグニグニが強いです。

私が気に入らないのは、結果ではありません。このような道具はデザインも大切です。しかし、デザインが先行して、性能を著しく低下させるようなデザインはダメです。ブレンの全体がひとつの滑らかな棒のように見せたいデザインは好きです。樹脂製形でできるだけ安価に作らないといけないので制約も多いと思います。しかし、こういう完成度の低いデザインを見ると、あぁ、図面だけで突っ走っちゃったんじゃないだろうかと考えてしまいます。ものにこだわりがある人なら、この仕上がりを手にしたら、これじゃダメだ、やり直したいって思うはずなんですけどねぇ。

3Cではその辺りがちゃんと対策されていますから、単色タイプのデザインも早急に変更して欲しいものです。

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ブレン3C

 

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