ケリーのゴールドリミテッドを購入した時、送料を無料にするためにグラフギア1000の0.9も購入しました。以前から時々気になっていたので、ちょうどいい機会でした。
まず、グラフギア1000のことをおさらいします。
グラフギア1000はぺんてるの製図用シャープペンシルです。最大の特徴はガイドパイプが収納できることでしょう。重量は20.6 gで、重心はガイドパイプ先端から約75 mmのところにあります。若干重心は高めですが、通常使用時に気になることはありません。ちなみに、ノックしたときとノックしていない時では重心が5 mmほどズレます。
ノック式ですが、先端のグラつきは最小限に抑えられおり、筆記時にグラつきを感じることはありません。ただし、場所によっては若干カチカチ感を感じることがあります。
グリップはローレット加工された金属グリップの中に楕円形のラバーが突出したような設計になっています。ローレットはそれほどきついものではありません。ラバーにより程よいグリップ力を得られます。このグリップはなかなか秀逸です。
大きく張り出した大型クリップを開くとペン先が収納されます。一見邪魔に見えますが、筆記時にはクリップ先端がペンの内部に入るため、実は普通のシャープペンシルのクリップよりも邪魔になりません。
シャープペンシルは0.5 mmが基本の太さであり、万能です。実際の使用頻度も多いです。しかしながら、私は比較的太めの芯が好きです。太めの芯は折れにくく、タッチが滑らかです。また、ノックの回数が少なくて済むのもメリットです。0.9 mmのシャープペンシルはラインナップされていないことが多いですが、探してみると意外とあります。0.9 mmシャープペンシルの一部を下に示します。
上からシャープレット、グラフ1000、P209、プロユース171、プレスマン、グラフギア1000です。製図用シャープペンシルが多いですが、シャープレットP209、プレスマンは一般筆記ようです。
ちなみに、製図用シャープペンシルの定義は、ガイドパイプが4 mmで芯硬度表示窓が実装されおり、少なくとも0.3, (0.4), 0.5, 0.7, 0.9がラインナップにあることだと私は思っています。それに加え、一定の線を筆記するために回転させやすいことが必要です。そのため軸にはあまり傾斜がついておらず横から見ると平行に近い形状になっています。
さて、別角度から上の写真を見てみましょう。
どうですか、この堂々と太い芯は。0.9 mmは0.5 mmの倍近いですが、意外とそれほど太さを感じません。芯を回しながら書けば、意外と細い線も書けます。それでも太さ自体は0.9 mmですから、まぁ、この芯を筆記時に折ることはないです。
尖った部分で軽く書けば比較的繊細な線を筆記でき、力を入れて書けば太い線も書けるので、アイディア出しやメモに最適です。
グラフギア1000は製図用のシャープペンシルですが、ガイドパイプが収納できるため、気軽に持ち運ぶことが可能です。そのため胸ポケットに刺したまま歩き回ることが可能です。ある意味最強のモバイル0.9 mmシャープペンシルです。私はグラフギア1000は持ち運び可能な製図用シャープペンシルだと思っています。
一番上の青いグラフギア1000は西日本限定の紺碧です。すごく綺麗なシャープペンシルです。以下は0.4, 0.5, 0.9のグラフギア1000になります。0.3, 0.7はしばらく買う予定はないです。
最後はこの写真。ポイントは真ん中の製図用シャープペンシル群です。
さっと手に取れるところに様々な芯径のシャープペンシルがあるのはこの上ない幸せです。
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