ハサミと言ったらこの形を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。1975年に発売された超ロングセラーのハサミです。2.5 mm厚のステンレスを型抜きする製法で特許を取得しています。それまでの事務用ハサミといったら、金属持ち手のこんな形のものでした。
上のものは高級品ですが。これは金属をプレス成形したり、研磨加工したり手間がかかる製法で作られています。アレックスのハサミはステンレス板を打ち抜き加工し、端面だけを研磨するという手法で基本的な形状を作っています。
デザインもシンプルできれいです。
実はフッ素コートしたS-165Fは持っています。探したんですが、ちょっと見当たりませんでした・・・。
わたしは普段、長谷川刃物のボンドフリーハサミGX-175を使っています。モノクロフィルムを切断するために買ったもので、もう20年ものです。今は事務用として使っています。
GX-175の刃渡は67 mmですが、S-165は刃渡りが約65 mmです。事務用としてはこのくらいが使いやすいと思います。20年もののGX-175ですが、メンテナンスはしていませんが切れ味はいいです。ガタ付きも全くありません。刃物の途中くらいから適度な抵抗が出てきて、最後まで閉じれば勝手に開くこともありません。長く使うポイントは変なものを切らないことです。
持ち運びだとこんなのが便利です。これはPENCOのハサミです。刃渡は約50 mm。
ハサミはちゃんと使えば、10年20年と使えるものです。事務用のハサミに何千円も投資する必要はないと思いますが、1000円くらいは投資する価値があると思います。
S-165の魅力は最低限の機能とデザインだと思います。切るという道具として最低限備えておくべき性能はもちろんのこと、耐久性も抜群です。
刃物系だとオルファのクラフトナイフも好きです。
オルファ シルバー カッターも好きですが、これまた見当たりません。この前使ったばかりなんですが。汗