ビック クリスタルオリジナルファイン 0.8

ビック オレンジEGが廃番になるという衝撃のニュースが流れたのが2021年7月19日。すでに半年以上が経過しました。後継のクリスタルオレンジファインはすでに発売していましたが、なかなか店頭で見かけませんでした。

LOFTで開催中のペン覧会に置いてあったので買ってきました。

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税込110円でちょっと高くなりました。

重量は5.15グラムでした。手持ちのEGオレンジのFineが5.29グラム、Mediumが5.36グラムなのでちょっと軽いです。

ただし、筆記距離が3.5 kmと大幅に伸びています。ボディが半透明になっていますので、インク残量が見えるのはGOODです。

ボール系は0.8 mmです。ペン先の色はニッケル合金の銀色から茶色っぽい金属に変わっています。おそらく真鍮ではないかと思います。

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インクは低粘度油性から、クラシックインクと呼ばれる油性インクに変わっています。

MADE IN FRANCE。

昨日、OKB48のライブを見ていたところ、廃番になったのはオレンジEGであって、オレンジは海外でまだ販売されていると聞いて、??となりました。調べてみると、こういうことらしいです。(オレンジの線が2021で止まっていますが、世界的には現在も継続販売中らしいです。)

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オリジナルのオレンジがいつまで日本で販売されていたのかわかりませんが、2021年時点で日本で販売していたのはオレンジEGのみでした。よって、オレンジEGが廃盤になったということは、日本でオレンジ色のボールペンが消えたということは間違いありません。

ここで従来のEGと見た目を比較してみましょう。

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形は同じです。

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ボディに線径の表示がありませんね。0.8mm以外はしばらく出ないのかもしれません。

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左から0.8, 0.7, 1.0

クリスタルオリジナルファインは若干筆記感は重めです。インクの色もちょっと薄いです。そのせいでボール径が0.8mmながら線は0.7mmのFineと大差ないです。

筆記線を比較してみましょう。

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最後はPILOTのキャップ式油性ボールペンのBP-Pの筆記線を参考までに書いておきました。

写真ではちょっとわかりにくいですが、クリスタルオリジナルファイン 0.8のインクはちょっと薄いというかドライな感じがします。特筆すべきはビックのボールペンはダマができにくく書いていて気持ちがいいです。特にクリスタルオリジナルファイン 0.8はダマができにくいように感じます。

旧タイプの油性ボールペンは軽く書くと薄く書けて、筆圧を高くするとその分濃く書け、なんとなく鉛筆っぽさがあって、私は好きです。

ビック クリスタルオリジナルファインを旧タイプの油性ボールペンとして評価すると、かなりレベルが高い仕上がりになっていると思います。

無人島に1000円分のボールペンを持って行っていいと言われたら、間違いなくこれを選ぶでしょうね。笑

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