アクロボール150(再レビュー)

アクロインキが最近のマイブームです。

アクロボール150は購入してからほとんど使っていなかったのですが、最近使用頻度が高いです。インキは青から黒に変えています。

アクロボール150については2019年12月2日に一度書きましたが、ジェットストリームと簡単に比較しただけだったので、再度レビューしてみたいと思います。

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アクロボール150には4つのラインナップがあります。

  1. アクロボール
  2. アクロボール Mシリーズ
  3. アクロボールLシリーズ
  4. アクロボールTシリーズ

価格は全て150円です。

アクロボールはアクロボール150のことで、スタンダードなモデルになります。Mシリーズは男性向け、Lは女性向けって感じのカラーになっています。Tシリーズは軸に転写フィルムを貼り付けた仕上げになっていて、構造が他のシリーズとちょっと違う部分があります。

リフィルはBRFV-###シリーズで、アクロ300などと同じです。

  • 0.3 mm 激細 BRFV-10MF
  • 0.5 mm 極細 BRFV-10EF
  • 0.7 mm 細字 BRFV-10F
  • 1.0 mm 中字 BRFV-10M

0.7は書き味と線の太さのバランスが良く、常用するなら0.7が一番バランスがいいと思います。0.5の書き味も悪くないので、細めの線が好みの人は0.5を常用しても問題ないと思います。0.3はかなり細く、書き味も硬くなるので常用するというより、手帳などの書き込みや数学記号の添字などに適していると思います。個人的には1.0も好きで良く使っています。

わたしの場合、アクロ300が1.0と0.7、アクロボール150が0.5、アクロ500が0.3になっています。

基本スペックは以下の通り。

バランス係数([ペン先から重心までの距離 / 全長])は73.5/ 141 = 0.52なので低重心というわけではないですが、わたしは10 g前後の軽量なペンに関しては、重心位置はそれほど重要ではないと考えています。

各部の詳細を見てみましょう。

ペン先のガタつきは最小限に抑えられていて、筆記時にガタつきを感じることはありません。

特徴的なグリップパターンはこんな感じになっています。

クリップは樹脂製ですが丈夫で程よい設計になっています。紙一枚を強く挟めるほどではないですが、3枚ほどなら実用的に十分な強度で挟めます。

この部分をよく見ると、透明な樹脂とクリアブルーの樹脂を使った2色成形品であることがわかります。

アクロボール150の最大の特徴はグリップです。

タイヤパターンは若干野暮ったい感じがしますが、形状が秀逸です。材質はTPE(熱可塑性エラストマー)ではないかと思います。ほどよい柔らかさと十分なグリップ力があります。

グリップの代表的な部分の直径を計測した結果は以下の通りです。

指をここに置くように設計されています。

φ10.2 mmの部分に人差し指の指先が沿うようになっていて、軸方向の滑りが抑えられています。このグリップは安定感が素晴らしく、ボールペンのグリップとしては至高です。見た目はいまいちなので、パターンをもう少し工夫して欲しいところですが。

ジェットストリームしか使ったことがない人は、一度アクロボール150も使ってみると意外な発見があるかもしれません。私個人はジェットストリームのスタンダードモデルより、アクロ150の方が使い勝手はいいです。

 

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