まだ手に入れて1日は経っていませんが、しばらくクルトガウッドを使ってみました。
シャープペンシルに求める性能には色々なものがあります。全体のデザイン、重量、重量バランス、グリップの太さ、摩擦係数、表面形状、全体形状などなど、ちょっとした要素で印象がガラッと変わります。また、価格や入手性も大切です。例えば、究極に使いやすくても、世界に1本しかなく、10万円のシャープペンシルに私は高い評価を与えないと思います。シャープペンシルは使う道具なので、壊れたり、無くしたりしても、いつでもそこそこ気軽に買えるものでなくてはいけません。
微妙なことを求めないなら、皮肉ではなく100円くらいのシャープペンシルで実用上は十分です。それが分かった上で、自分にとってより良いシャープペンシルは何かを見つけるのが、趣味的に楽しいところです。
材質が木ということもあり、クルトガウッドの比較対象としてS20を意識してみます。

S20は手にするとその完成度の高さに惚れぼれします。曲線的な軸形状のため、女性的で柔らかい雰囲気です。
クルトガウッドはS20に比べるとソリッドで男性的な雰囲気を感じます。
グリップ部分は両方とも木ですが、握った感じが全く異なります。
下の写真のように握った時に、人差し指と親指が感じる部分の太さを計測してみました。

その結果は下の通りです(図は少し極端に書いています)。

クルトガウッドは全体的に太めで、末広がりの形状になっています。
このクルトガウッドやドクターグリップのように若干末広がりになったグリップに対して、私は安定した感じを受けます。
また、グリップの太さも重要で、10 mm前後の太さがあると円の直径に相当する部分に近い部分をつまむようなイメージになるため、円周方向に滑りにくくなります。この辺りは手の大きさや握り方によると思うので、最適値には個人差があるのではないかと思います。
グリップが細いペンは集中して筆記していると親指の爪が人差し指に食い込むような感じになることがあり、不快に感じることがあります。
クルトガウッドのグリップの摩擦力はラバーやローレットと比べるとそれほど高くありませんが、末広がりで10 mm程度の太さがあるため、安定感があるようです。
ペン重量も20 g弱であり、重すぎず軽すぎずいいバランスです。
クルトガウッドはクルトガメタルのグリップ部分を木にしただけのモデルです。しかし、グリップ部分に木を配置するために若干重量が上がり、重心バランスも若干変わりました。グリップ形状含め、安定感に結びついたようです。
クルトガメタルとクルトガウッドは全然違うペンになっていると感じます。
しばらく使ってみないとなんとも言えませんが、S10の牙城を崩せるポテンシャルがあります。
さて、改めていくつかお気に入りのクルトガを集めてみました。

上から、ダイブ、スイッチ(これはメーカー的にはクルトガには含められていませんが)、KSモデル、ローレット、アドバンスアップグレード、メタル、ウッドです。
この中にはまだ新しいクルトガエンジンが搭載されていないモデルもあります。将来的にはスイッチやローレットモデルに新しいクルトガエンジンが搭載されたものも出てくるでしょう。個人的にはローレットモデルに新しいクルトガエンジンが搭載されて欲しいです。クルトガメタルのグリップよりローレットモデルのグリップの方が好きです。