先日、夜に車の掃除をするときに、ZEXUSのヘッドライトを使っていました。
掃除が終わり、ヘッドライトを外したら、ピッという音とともに、ヘッドライトがホルダーから外れてしまいました。ヒンジの部品が外れただけだと思ったんですが、部品が折れていました。
確かに、よくみると作りがちょっと貧弱です。
ZX-R40はもう一個持っていますが、そちらは気をつけて使おうと思います。現在、スペアが取り寄せできるかメーカーに聞いているところです。
釣りの最中じゃなかったのが不幸中の幸いです。
こういうことが起きると予備としてもうひとつくらいはヘッドライトを持っていたいです。
ライトはいろんなメーカーから様々なものが出ているので、正直、選ぶのが難しいです。しかし、簡単な方法がひとつあります。OLIGHTの製品から選ぶことです。それがみんなの正解かどうかはわかりませんが、私はOLIGHTの製品は信用できると思っています。
実は、Prime DayでOclip Ultraを買うつもりでした。
Swivel Proは常に机の傍に置いてあるIKEAのコロ付きのトレイの金属部分に引っ付けてあって、いつでも使えるようにはしているんですが、ちょっと大きさが気になることがあるのは確かです。Oclip UltraがあればSwivel Proを持ち出すこともなく、便利さがアップしそうだと思ったからです。ノーマルなOclipでもいいんですが、このソリッドで丈夫なボディ(特殊なアルミ材が使われています)が魅力的です。
ちょうどそんな矢先、ZX-R40が壊れてしまったというわけです。
OLIGHTのウェブサイトを見ていると、Perun miniにバージョン3が出ていることに気がつきました。Perun miniの存在は知っていたのですが、ヘッドライトとしてみた場合、ホルダーの完成度が低いように感じていました。しかし、Perun 3 miniのホルダーはだいぶ進化しているようです。
それではみてみましょう。
かなり小さいライトであることがわかると思います。重量はこの状態で54.6 gです。色はオレンジを選びました。見た目はブラックがかっこいいし、好みなんですが、夜使うツールは視認性を良くするために、できれば黒じゃない方がいいです。
本体には取り外しができるクリップがついています。
全体的にソリッドな雰囲気で、ずっしりしています。加工精度や組み立て精度はバッチリです。OLIGHTの製品は本当によくできています。
バージョン2ではシリコーンゴム製だったスイッチが、バージョン1と同じメタルに変更されています。
発光面はこんな感じです。これだけみても私には良くわかりませんが、反射面がキレイです。真正面から見ると、LED素子の黄色が反射面全体に反射して見えます。つまり、点光源をしっかりと拡散するようなレンズが入っていることが推測できます。
こんな感じです。
文房具のようにそれほど多くは持っていませんが、私はライト系もかなり好きです。今は最悪iPhoneがライトの代わりになるので、常に持ち歩いているわけではありませんが、かつてはどこに行くにも必ずライトを持っていました。今でもCOBライトは持ち歩くことが多いです。
ライト好きの私のテンションはこの時点で結構爆上がりです(笑)。
充電は専用の充電器を使ってします。
マグネットで引っ付けると充電されます。
ちなみに、USBはType Aです。
こういう機器がまだ結構あるので、モバイルバッテリーはType Aがあるものじゃないといけないんです。
ヘッドライトにするためのベルトはこんな感じです。
これは良くできていて、クリップ部分を上手に使って取り付けることができます。
こんな感じです。
PUSHと書いてあるボタンを押すと、外れます。
正面から見るとこんな感じ。
ライトはクリップでくっついているだけなので、上下に角度を変えることもできますので、私がヘッドライトに求める要件は満たしています。
IPX8防水ですので雨に濡れるくらいの使い方なら問題ありません。
ZX-R40との2ショット。
ちなみに、この状態での重量は、Perun 3 miniが81.4 g、ZX-R40が49.4 gです。Perun 3 miniは結構ずっしりしています。釣りで気軽に使うには問題ない重量だと思います。
長時間使いたい場合は、親方のPerun 3をヘッドライトとして使うのもアリだと思います。ただし、重量は150 gなので、それなりに重いのは覚悟しなくてはいけません。後で動作時間などを書きますが、私がするような夜釣りならSwivel Proのようなサブのライトは必要ですが、miniで十分だと思います。
次に、明るさと動作時間は以下の通りです。(公式サイトから拝借しました)
ボタンを一回押すと、ハイ、ミディアム、ローのいずれかになります。詳細な使い方は省きますが、長押しするとこの3つのモードが入れ替わります。長押しスイッチオンでムーンモードに入ります。点灯中にダブルクリックするとターボモードに入ります。
ちなみに、ZX-R40は長押しで無段階に光量が変わりますので、細かい調整ができます。こっちの方が気が利いている気もしますが、実際に使うと結構めんどくさいところがあります。つまり、最大光量から光量が減るモードの時(+→-)は、長押しして最弱になるで光量が減り続けるモードから抜けません。その後、-→+の時も同様です。つまり、あ、ちょっと暗すぎた・・と思ったら、一度、最弱にして、最高にして、また戻す・・・みたいなことになるわけです。ZX-R40は
釣りで普通に使うならミディアムモードでちょうどいい感じです。普段、ZX-R40を使う時に調整しているくらいの光量になります。明るさとしては100ルーメンで、動作時間は4.5時間です。このくらいであれば釣りには十分使えます。電池容量は650 mAhのようです。電池は取り外すこともできるため、スペアを持っておくこともできます。電池は1個895円です。
ちなみに、ZX-R40の電池容量は600 mAhで、最大光度は420ルーメンで、動作時間は2 ~ 18時間となっています。
Perun 3 miniの配光は、中央が比較的強めですが、比較的広い範囲を照らすことができます。ZX-R40は中央が弱めですが、Perun 3 miniよりも光る範囲が広いです。
Perun 3 miniのハイモード(500 - 350ルーメン)とZX-R40の最大光量を比べると、配光特性が異なるので平等に比較することが難しいですが、ほぼ同等に感じます。部屋を真っ暗にして、Perun 3 miniのハイモードとZX-R40を使ってみましたが、目の前のものはどちらも明るく良く見えます。作業内容にもよりますが、これで暗くて見えないと感じる人はいないと思います。
部屋を暗くして、iPhoneで撮影してみた結果が以下の通りです。見た目とは全然違いますが。


Perun 3 miniの方がなんとなく中心が明るく狭い感じで、ZX-R40が全体的にふわっと滑らかであるのがわかります。
色温度は目視した限り、ほぼ同じです。スペック的にはPerun 3 miniはCOOL WHITE(5700 - 6700K)ということになってます。光のクオリティはZX-R40の方が高いというか、均一できれいに見える気がします。
Perun 3 miniにはOlight Perun 3 Mini HCRI:高演色性ライトというものもあります。色チェックなどをするような業務に使うにはこのようなライトを使うといいんだと思いますが、釣りとかにはあまり関係ありません。
Perun 3 miniについている2ルーメンのムーンモードですが、このモードだと10日間使うことが可能です。おそらく緊急用だと思いますが、2ルーメンあれば暗闇を抜けることができます。手元なら書類を読んだりすることもできますし、なんとなく身の回りがぼんやりと光るので夜道を歩くことも不可能ではないと思います。
Perun 3 miniにもレッドライトが付いていますが、こちらはZX-R40の方がはるかに明るいです。Perun 3 miniはレッドライトの光量調整ができませんが、ZX-R40は光量調整も可能です。釣りの時に時々使いますが、ZX-R40でも不十分な感じですので、釣りの際のレッドライトにはあまり期待しない方がいいと思います。
Perun 3 miniにはプレミアム版というのもあります。こちらは5000 mAhの電池を内蔵したケース付きになります。普通はモバイルバッテリーと充電器があれば十分ですが、荷物をシンプルかつ少なくしたいようなアウトドア用とではケース付きの方が便利かもしれません。
総括としてはOLIGHTのPerun 3 miniはひとつ持っておいて損はないライトだと思います。ZX-R40と比較するとレッドライトなどの点で若干劣る部分もありますが、同等以上の働きはしてくれると思います。ただ、今回改めてZX-R40の性能の高さを思い知りました。ヒンジ部分の構造的な弱点はあるものの、釣り用ライトとしては結構優秀だと思います。私は出てすぐに1個7000円くらいで2個書いましたが、Amazon Primeの今なら5000円を切っています。
釣りに使えればいいならZX-R40、アウトドア的にも使いたいとかモノとしての質感を楽しみたいならPerun 3 miniといったところでしょうか。
私としてはいいライトに出会えて良かったって感じです。そこそこ高いですが、5年保証なので、安心して使えます。