ミドリ 厚みを測れる定規(バーニヤを解説)

ミドリの厚みを測れる定規を買ってきました。

f:id:digistill:20190413204956j:image

f:id:digistill:20190413205006j:image

簡単にいうと簡易的な樹脂製ノギスです。

金属製のノギスはあるのですが、重いですし、プラスチック製のペンや万年筆を測ると傷がつきそうで、ちょっと抵抗があります。

ところで下に小さな字で10目盛あるのがわかりますか。

f:id:digistill:20190413205017j:image

これはバーニヤ(副目盛)と言われるもので、これがあると1 mmの1/10、つまり0.1 mmまで目盛を正確に読み取れるようになります。

開くとこんな感じになります。

f:id:digistill:20190413205534j:image

これをどう読み取ると、7.3 mmとなります。実践的には、以下のようにします。

1、まず、バーニヤの0がどこにあるか読み取ります。> 実目盛の7 mmよりちょっと右にあるなと認識する。

2、バーニヤと実目盛が一致しているところを探します。

3、すると、バーニヤの3のところが実目盛の13 mmと一致していることがわかります。

4、13 mmのことはとりあえず深く考えずに、バーニヤの3を1/10した数値、つまり0.3にmmという単位をひっつけて、さっきの7 mmにたします。

5、その答え7.3 mmが読み取るべき値です。

文字で書くと紛らわしく感じますが、ちょっと練習すれば即座に読み取ることができるようになります。

実践的にはこれだけ知っておけば十分です。

ただ、なんでこんな風に読み取っていいのか気になりませんか。

f:id:digistill:20190413210414p:image

まず、上の図の図1をよく観察してください。

バーニヤの10は実目盛の19 mmと一致していますね。つまり、バーニヤのひと目盛は1.9 mm(19 mm /10 = 1.9 mm)です。

表1には閉じた時のバーニヤ目盛と、実際の長さをまとめました。ひと目盛が1.9 mmなので、1のところは1.9 mm、2のところは3.8 mm、以下続く、となります。あたりまえです。

では、足す数というところを見てください。実際の長さに0.1, 0.2, 0.3 mmを足していくと、2, 4, 6 mmとなってますね。つまり、例えばバーニヤ1に着目すると、バーニヤ1のところを右に0.1 mmずらすと、実メモリの2 mmと一致するということです。別の見方をすると、バーニヤ1の目盛は実目盛の1 mmのところから左に0.1 mmずれていることになります。

もっと別の言い方をすると、バーニヤの1は右に0.1 mmずらすと実目盛と一致する性質を持っており、同様に、バーニヤの2は0.2 mmずらすと実目盛と一致する性質を持っています。

もうこれが答えなのですが、実例で見てみましょう。

下の図の状況を再度読み解きます。

f:id:digistill:20190413205534j:image

上の図ではバーニヤは実目盛の3で一致しています。バーニヤの3は右に0.3 mmずれたときに実目盛と一致する性質があることは上で解説しました。言い換えると、バーニヤの0は実目盛より右に0.3 mmずれていることを意味します。つまり、それは7.3 mmです。

ちなみに、この定規はバーニヤの10を19 mmに一致させていますが、バーニヤの10を9 mmと一致させても同じことです。

繰り返しますが、バーニヤの本質はバーニヤの10を実目盛の9 mmに一致させることにあります。上手いこと考える人がいたものですねぇ。

 

ミドリ CL 厚みを測れる定規 黒 42259006

ミドリ CL 厚みを測れる定規 黒 42259006

 

 

 

ペンクリニックに行ってきました

昨日、今日と本通りの多山文具で開催されたパイロットのペンクリニックに行ってきました。

f:id:digistill:20190413181310j:image

ドクターは去年と同じ土田さんでした。土田さんに調整してもらったカスタムヘリテイジ912ウェーバリーが調子がいいと伝えると、調整出荷したことを覚えてくれていました。

今日調整してもらったのはこの二本。

f:id:digistill:20190413183027j:image

実は去年も診てもらいました。これまでも数回、ペンクリニックで診てもらっています。基本的には最初から大きな不具合はないのですが、少しだけ気になる部分が残っている感じです。

M400は左から右に線を引くときに少しザラつきがあります。そにことを伝えると、数分研磨を繰り返してくれました。基本的に問題はないし、いいペン先ですとのこと。確認してみると気になるざらつきは消えていました。

f:id:digistill:20190413183651j:image

プロフィット21は全体的にもう少し滑らかに仕上げて欲しいと伝えました。ペン先が開き気味なのでそれを直したのと、元の形を残しながら研磨しておきましたとのこと。ペン先が広がるような荒い扱いをした覚えはないのですが、21金なのでヘタリが出やすいのかもしれないと言われました。こちらは劇的に変わりました。まるでパイロットかのような滑らかさです。

いろんなペン先の万年筆が試筆できるようになっていたので、一通り書かせてもらいました。キャップレスのM, EFが気になりました。エラボーは割といいかなと思いましたが、フォルカンはやはりあまり好きじゃありませんでした。なめらか感はあるので、人によってはすごいと思うかもしれません。実際になめらかです。こういうのが好きな人にとってはたまらないでしょう。でも、わたしとしては、フワフワしててペン先が沈み込む感じがして、疲れやすく感じます。

続いて筆圧測定をしてもらいました。初体験です。

結果はこちら。

f:id:digistill:20190413185310j:image

f:id:digistill:20190413185321p:image

あまり意識せず普通に書きました。

一番意外だったのが、筆圧が思ったより低かったこと。79グラムから122グラムでした。

筆記角度は57度。これはほぼ予想通りで、以前、シャープペンシルの芯の削れた角度から推測した角度が約60度でした。万年筆の時は少し寝かせ気味になるので、58度は妥当でしょう。内側に39度というのはどうなのかよくわかりません、聞いてくればよかったです。ただ、心当たりがあるのは、#3776のMで書く時、時々、自分が思ったよりも外側に寝かさないと書き出しのインクが出にくいと感じることがあります。内側に寝かせすぎってことなんだと思います。

Z型かH型ってことで、ソフト系のペン先が合っているという診断でした。個人的には普通のMかFが好みです。

モノを通じて、人と人がコミュニケーションできるペンクリニックは好きです。もっと多く企画してくれたら、買うきっかけになると思うし、安心して万年筆を買うことができるようになると思います。定例化すれば、その日にペンを買おうと思い機会は間違いなく増えると思います。急に知っても、数万円クラスのペンはなかなか買おうってところまでは行きにくいでしょう。でも、高いペンほど、調整できる専門家がいるところで買えたらなぁと思いますね。

f:id:digistill:20190413190353j:image

きれいなカタログをもらったので、これからじっくり見てみます。

プロシオン 復活!

プロシオンが書けるようになりました。

先日購入したインククリーナーキットを使い、しっかり一昼夜浸漬し、説明書通り洗浄しました。しかし、実は、それだけでは書けるようになりませんでした。しばらく放置したら書けるようになるかなと思い、時々確認していたのですが、一向にかけるようになりません。

そこで今週の金曜、土曜は多山文具でペンクリニックがあるから持っていこうと決意していました。しかし、今週の金曜、土曜は仕事で行けそうにないということに気が付きました。

こりゃいかんということで、ダメ元でインククリーナーキットのスポイトを使い、水で何度も何度も洗浄しました。

そうすると、なんということでしょう、、、

f:id:digistill:20190409203928j:plain

書けるようになりました。すごく書きやすい万年筆なので、よかった!

インクの経路に顔料インクの塊が詰まってたのでしょうか。頻繁に使っていて、ドライアップしたこともないので、それは考えにくいのですが。

まぁ、結果オーライです。

Digistillへの連絡はこちらから