実践力を身に付けるPythonの教科書

「実践力を身に付けるPythonの教科書」という最近発売されたばかりの(発売日は2016年10月30日)Pythonの入門書を買ってきた。

Pythonの本は何冊か持っていて、初めてのPythonという750ページもある本は珍しく8割方読んだ。ただ、これが潔いくらい頭に残ってない。読んだ記憶もあいまいで、逆によくそんな状態で読めたなと不思議に思うくらいだ。

最近、Python関係の書籍はだいぶ増えてきたが、これが意外に選ぶのが難しいのだ。プログラミングに慣れた人が読むような本はまずほとんど理解不能というようなものがあったりする。また、言語の解説書としては網羅的でよくできているけれど、詳しすぎて結局全体像が掴めなかったり、初心者向け過ぎて読む部分がなかったり、具体的すぎて、今度は参考書として振り返ったときにどこに何が書いてあるのかわかりにくかったり、いろいろだ。

文法解説書にも具体例は書いてあるんだけど、短いコードしか書いてないので、結局、読んでも何ができるのかがわかりにくい。何ができるのかわからないというのが、実は結構問題で、モチベーションが盛り上がってこないから、学習効果が出てきにくい。

実践力を身に付けるPythonの教科書」は紙面がすっきりと見やすく、文法項目も基本的なところに絞りスッキリ具体例を示しながらまとめてある。また、後半には簡単な具体例が示してあり、その中には機械学習も含まれている。最後にはオブジェクト指向の説明もちゃんと書いてある。

Pythonで久しぶりに(というか数十年ぶりに)プログラミングの勉強を始めて、最初によくわからなかったのがこのオブジェクト指向ってやつだ。まず、言葉がわからないから、読んでもどういう概念を説明しているのかが把握できないというところから始まった。オブジェクト?クラス?メソッド?インスタンス?継承?「.」ドット演算子??ってなもんだ。いろんな本をつまみ食いしてみたり、何度も何度も読んでみたけど、今一つしっくり来なかった。しばらく放置しておいて、「たのしいプログラミング PYTHONではじめよう!」を読んだらなんとなく理解できて来た感じがして、入門Pyhon3を読んで基本が腹に落ちてきた。ただ、読んでいくと結構奥が深い概念で、まだ全容はつかめた感じがしていない。

実践力を身に付けるPythonの教科書」のオブジェクト指向部分は量が適切で、具体的な例が示してあり、なんとなく基礎の総復習をするのに良さそうで、この部分だけでもじっくり読んでみたい。

最初に「本書を読み進めるヒント」というのがあり、そこに「100%理解しないと次に進めない症候群」には気を付けようってことが書いてある。これはすごくよくわかる。プログラミングの解説書って、改めて読むと、予備知識がない人がこれを読んだだけじゃ、たぶん理解できないだろうなって書き方をしているのが結構いっぱいある。あれこれつまみ食いしているうちに、なんとなくわかってくるって感じなのだ。また、重要なアルゴリズムだったりするんだろうけど、数学で言うところの、三角関数の特殊な公式とか最初から覚えなくてもめったにでないって、それより解の公式の意味をちゃんと理解しようよって感じかなぁ。

正直、基礎の部分はどの本を読んだって似たようなことしか書いてないし、そんなに難しいことはない。小学生でも理解できる。例えば、あなたは100円持っています。このおいしそうなアイスクリームは120円だから買えません。でも、まって、これなら90円だから買えるし、10円おつりがくるよ、みたいなことは小学生でもわかってるが、if, elseなんてのはそれ以上でもそれ以下でもない。また、多少言語が違ったところで根本は同じだ。それを利用してどのような論理が組み立てられるのか、それを使えば何ができるのかってのが実は難しい。そういうのは本より、Swift Playgroundsなんかで遊んだほうがよく理解できる(SwiftはPythonと書き方は違うけど、基礎的なアルゴリズムくらいなら混乱するほどではない)。また、オブジェクト指向というのはあまり触れたことがない概念だと思うので、最初はとっつきにくく感じる。しかし、基本の部分は一度把握してしまえばそれほど難しいものではない。これもまた同じく、で、これがなんの役に立つの?おいしいの?便利なの?ってのがよくわからないのだ。

実践力を身に付けるPythonの教科書」は文法解説と応用がバランスよく配置されているような気がする。読むのが楽しみだ。プログラマーとしてがっぽり稼ぎたい!って人はもっともっと高度な知識と技術を身に付ける必要があると思うけど、自分みたいにパズルとしてプログラミングを使ってみたいとか、簡単なシミュレーションを形に残していつでも使えるようにしておきたいとか、あるいは単なる暇つぶしのネタとして楽しみたい程度なら、簡単なことを繰り返しやった方がストレスが少ないし、そういうプロセスを踏まないとたぶん、難しいことはわかってこないと思う。

 

実践力を身につける Pythonの教科書

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