jpgで撮影するといろんな機能が使えて楽しいんだけど、XZ-1で高画質が欲しいならば、RAWで撮影するべきである。
下の画像は上がRAWをLightroom3で現像した物、下はカメラ内でjpgにした物だ。ピクセル等倍画像だが、この画像自体がjpgで書き出しているので、ちょっと雰囲気は変わっているかもしれない。
それでも違いは歴然としており、jpgの方は階調が抜けているというか、のっぺりとしている。RAWの方は若干ノイズフィルタを施しているのでのっぺり気味だが、jpgの方よりも立体的で階調再現が細かい。縮小表示では違いがそれほどわからないため、小さいサイズに印刷したりする分にはそれほど違いはでないと思うが、どうせなら細かいところまで再現されている方がいいだろう。
当然だけど、写真の画質は素子やレンズだけでは決まらず、画像エンジンも相当重要であることがわかる。
ところで、こういう違いを見ると、PENTAX Qはコンパクトカメラ同じ小さな素子しか使っていないが、画像エンジンがよければ画質が向上する可能性は十分にあるのではないかと思う。自分は背面照射CMOSを実装するコンパクトカメラのモヤモヤのっぺりした感じがすごく嫌いなので、PENTAX Qが同じような画像だとしたらちょっと嫌だなと思うけど、K-7のようなノイズはそれなりにあるけれど、立体感重視の処理をしてくれればそれなりにいい写真が得られる可能性はある。もっとも、PENTAX QはRAWで撮影ができるので、RAW専用機として使うのも手だろう。
小さな素子でどこまでの画質が得られるのか、楽しみだ。