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現代写真論

荒木経惟の「写真への旅」を読んだら、写真論の本を読みたくなった。そこで、前から気になっていた「現代写真論」を購入。

大竹昭子さんの書評はこちら。

文筆家・大竹昭子の書評ブログ : 『現代写真論』シャーロット・コットン(晶文社)

写真を撮り始めてだいぶ経ってから、自分は一体なぜ写真を撮っているのだろうなんてことを考え始めたことがあった。最初は単純に見たものが「写真」という二次元の記録体になることそのものが楽しかった。それに飽きるとなんで?という疑問が出てくる。行動に理由があるのは当然である。普通、一般的な行動に対してそんな疑問を抱くことは少ない。自分はなぜご飯を食べるのだろう、それは腹が減っているからである、とは考えない。つまり、普通は原因があって、結果があるのだ。しかし、写真の場合、結果らしきものがあって、原因はなんだろうと考える。音楽や絵画なら、才能がなければ形にすらならない。でも、写真はシャッターを押せば写ってしまう。それほど大した動機なんてなくても、物理的にシャッターを押してしまえば写ってしまう。生半可に写ってしまうから、なぜ写ってしまったのだろうと考えざるをえない。しかも、道端に落ちた空き缶みたいなものを写真にしてしまう自分は一体何なんだろうと。

おそらく現代の写真は写真という一言で片付けられるようなものではない。写真は手段であり、目的は人それぞれに違う。そもそも写真なんてものは芸術である必要すらない。しかし、ひとたび人に見せればそれは表現になってしまう。表現というのは自分の内なるものを他人にさらけ出すということだ。やはりそこには何らかの動機があるはずだ。

自分のことを知る前に、写真とは何なのか、今、写真と呼ばれているものの種類にはどんなものがあるのかを知っていて損はない。そんな気持ちで、写真論の本を手に取る。そうすると少なからずも写真というものに対する意識が高まる。そして、自分はなぜ写真を撮っているのかという疑問に対する答えに少しだけ近づけるような気がするのだ。

現代写真論

現代写真論

  • 作者: シャーロット・コットン,大橋悦子,大木美智子
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2010/05/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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写真への旅 (光文社文庫)

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