JETSTREAM Lite touch inkバージョン

飲み会が始まる前に時間つぶしで本通りの多山文具に行ってみると、JETSTREAM Lite touch inkバージョンが売っていたので、全種類買ってきました。

上から、多機能ペン4&1、シングル0.7、シングル0.5です。

重量は多機能ペン4&1が16.6 g、シングル0.7が9.7 g、シングル0.5が9.69 gでした。

シングルは6.5 cmの長いグリップになっていて、ペン先まで全てラバー素材になっています。

多機能ペンはグリップ部分も樹脂製でラバーグリップは実装されていません。

シングルのグリップは上の部分がφ10.8 mmで下に行くと若干太くなっていて一番太い部分が11.2 mmになっています。グリップ表面には大きな凹凸や意匠はありません。旧ジェットストリームシングルグリップよりもかなり洗練されて使いやすくなっていると思いました。

多機能ペンはグリップの上の一番太い部分が13.8 mmで先に行くほど細くなる形状です。この辺を持つかなぁという部分でも13 mmを超えているので若干太く感じます。

樹脂部分はシングルも多機能もシルキーな微細なシボが施されています。ユニボールワンFとかPの仕上げとは若干違います。シングルはグリップがあるので当然滑りにくいですが、多機能ペンは少し滑る感じがします

多機能ペンにはシャープペンシルが実装されていて、ペンのトップ部分を押すとノックができます。かなり便利な機能です。

ペン先のガタつきは皆無ではありませんが、カチャカチャとうるさい感じはどのペンもありません。特にシングルの口金はリフィルとの隙間をギリギリまで詰めているのでほぼガタつきません。

先端を観察すると、ラバー素材を内側まで巻き込んでいるように見えますが、最先端部分は白い樹脂です。写真を見ると、角の部分で少し色が変わっているのがわかると思います。

書き味を比較すると従来のジェットストリームよりも滑らかになっているのがわかります。個人的に0.7はちょっとヌルヌルしすぎていてペン先のコントロールが難しいと感じました。0.5には程よい摩擦感がありますが、カリカリ感は皆無です。例えていうなら、雲の上をふわりと球が転がっているような感じです。ペン先が紙とわずかでも接触すればインクが流れ出す感じがします。実際、旧インクは線を意図的に掠れさせることができますが、ライトタッチインクでは掠れさせるのが難しいくらいです。



ライトタッチインクといっても、ボテは皆無ではありません。

多機能インクの色味は以下の通り。



よく似ていますが、緑が若干濃い感じになっています。色味は旧インクの緑の方が鮮やかで綺麗です。

不思議なもので、ライトタッチインクでしばらく筆記した直後に旧タイプのもので書くと、ガリガリしているように感じます。0.7は元々滑らかなのでそうでもありませんが、0.5は圧倒的に違います。

ライトタッチインクはゲルインクに近いのかなぁと思っていましたが、ゲルインクとは全く別物で、まぁ、例えるとするとジェットストリームです。

ただでさえ評価の高いジェットストリームですが、ライトタッチインクバージョンでさらに確固たる地位を築くのは間違いありません。

最近のペンは普通の人が気が付かないような細かい部分をきめ細やかに改善していると感じます。正直、個人的にはまだまだ100点満点のペンはないと思っていますが、90点を超えるんじゃないかというようなペンがちらほら出てきていると感じます。

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