Apple Aperture

Appleのプロフェッショナル向けのデジタルカメラ向けソフトが誕生した。
日本語のニュースリリース「アップル、Apertureを発表」
とにかくなんかすごそうな雰囲気だ。
多少語弊があるかもしれないが純粋に写真を撮る人にとってはPhotoshopみたいに切り抜きができるとかその手の機能は全く必要ない。むしろそれはデザイナーが欲しがる機能だろう。写真を撮る人が欲しいのはそんな機能ではないと思う。欲しいのはストレスのない写真の管理、RAW現像、信頼性のある出力だろう。フィルムで撮影し、現像を行い、場合によっては印画紙に焼き付けるという当たり前の一連の作業をデジタルとしてよりわかりやすく効率よくやることが大切だ。
Apertureのデモンストレーションを見てみたが、非常にすばらしいソフトウェアだと思った。これがあればデジタルカメラで思い切り撮影して、楽しめそうな気がする。
おれもデジタルカメラは使っているが、とにかくファイル管理がめんどくさい。Graphic Converterはビューワとしては優れているが、Finderでの管理が必要だ。iPhotoは今後10年間使い続けられるかというと、答えはノーだろう。RAW現像に関して言えば、単一画面では効果がわかりにくく、コレダという確信が持てない。これでもいいような気がするけど、さっきのでも良かったようなという後味の悪さがあった。それは自分の写真に対するイメージ不足の場合もあるので、ツールが全てを解決できるとは思わないけど、Apertureはそれを少し便利にしてくれるだろうなという雰囲気に満ちている。
とはいうものの、499ドルと決して安いソフトではない上に(べらぼうに高いとは思わないけど)、ハードウェアの要求仕様がDual 2GHz Power Mac G5 or faster、2GB of RAMなどとなっており、それなりのMacが必要みたいだ。
個人的にはすぐ手に入れてどうこうできるソフトじゃないみたいだけど、こういう便利ツールがあると思うと何となく頼もしく安心できる感じがある。

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