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【新製品レビュー】オリンパス「E-500」――軽くて機能満載のデジ一眼
何がいいってサンプルの写真がいい。ノイズだ、パープルフリンジだ、解像度だなんてことよりも、撮る人が撮ればこのくらい撮れますよっていうほど説得力があるものはない。メーカーサンプルみたいなスタジオで最高の環境で撮影しましたよってのじゃなく、スナップ写真的画像が多いのも嘘くさくなくていい。
オリンパスには過去にはかつてE-10,(20)というレンズ交換式じゃない一眼レフデジカメがあった(参考:dpreviewのレビュー)。世の中が300万画素だ〜400万画素だ〜500万画素だ〜と騒いでいたときに、2/3インチ500万画素のCCDに35-140mm相当の4倍ズームを実装した本格的なカメラだった。記録速度などは当時でも決して早いものではなかったが、モノとしての質や実力がカメラからにじみだしていて、あこがれのデジカメだった。今見てもE-10の壮観で無駄のないデザインは最高だと思う。E-20の後継機が出ないかなぁと思ってたんだけど、結局その後、E-1という一眼デジタルが発売され、結局、後継機らしきものが出ることがなかった。
このレビューを見ていて思ったんだけど、E-500ってどことなくE-10に似てる気がしてきた。(実はE-1も似てるんだけどね)
(下の画像の縮尺は全部バラバラである。それぞれ左がE-10、右がE-500

サイズを比較するとE-10が「幅128.5× 高さ103.5×奥行161mm(突起部含まず)」、E-500が「129.5×94.5×66mm (幅×高さ×奥行き 突起部含まず)」だ。レンズ分の大きさの違いはあるが、幅と高さは非常に良く似ている。また、重量はE-10が「1050g (電池/カード/レンズキャップ別)」、E-500が「約435g (ボディのみ)」である。例えば、このレビューで使われているZUIKO DIGITAL14-45mm F3.5-5.6の重量は285gであるから、E-500にこのレンズを装着すると720gである。E-10よりもかなり軽いようだ。
E-500にはダストリダクションも実装されており、おれ的に好感度が高い。
一眼デジタルを買う予定は今のところないが、あえて今買うなら、E-500が選択肢の一つに挙げられるのは間違いない。本命はニコンのD-200だと思うけど・・・。

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