AF合わないとき

いきなりだが、思いついたので。
コンパクトデジカメで撮影していて、ピントが合わないなぁと思ったことはないだろうか。
経験的に言うと、光源が画面内に入るような強烈な逆光とかだと合わないことが多い。また、手前に網等があると思ったように奥に合ってくれない場合もある。でも、一番多いのが次のような場合だ。
コンパクトデジカメの多くは被写体のコントラストを検知してピントを合わせているらしく、実際、のっぺりした被写体がフォーカスポイントにあるとまずピントが合わない。こういう場合はピントを合わせたい部分に近くてエッジのしっかりした部分を狙ってAFロックしてしまうとばっちりピントがくる。

ただし、コンパクトカメラの多くはAFロックと同時にAEロック(露出条件が固定される)もしてしまうので、思ったような明るさに写らないことがあるかもしれない。そういう場合はあらかじめ露出補正をするか、AEロックの出来る機種ならばしかるべき部分でAEロックすればいいだろう。この辺になるともう小細工の類いになる(写真のテクニックで言えば基本だが)。こういうことはカメラがオート化されたが故に作法が複雑になった典型的な例だと思う。しかも、悪いことにデジカメだとできばえがある程度その場でわかってしまうものだから、始末が悪い。
自分もブツを撮る時は数カット撮るし、DiMAGE A1では同じカットを飽きもせず10枚以上撮影してしまうこともある。でも、スナップではほとんどそんなことはしない。スナップは今そこでシャッターを押したことだけが大切なので、写真のできばえはほぼ100%カメラの性能にゆだねてしまうのが正しいと思うようになってきた。だから、自分はスナップ撮影のほとんどをオートでやるのだ。正直、ピントが来なきゃこないでしょうがない程度に思っていた方が潔い。自分はスナップ写真は構えてシャッターを押すまでコンマ数秒から1秒程度のことが多い。コンパクトカメラは被写界深度が深いのでAFロックすらしないことも多い。
撮れないものは撮らない。これがホントの基本(?)。
ちなみに、最近のカメラはフォーカスポイントが複数あったり、顔に自動でピントを合わせてくれる等の便利な機能がついているのでそれらを活用することもお忘れなく。
F30にもいくつかモードがあるけど、自分はめんどくさいので真ん中一点主義だ。

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