フリクションボール4 ウッドのブラックを買った。
フリクションはインクの色が薄いのであまり好みじゃなかったんだけど、使ってみると消せるボールペンってのは意外と使い勝手がよかった。
使っているうちにフリクションの多色ペンが欲しくなってきたんだけど、樹脂軸の多色フリクションは軽くてあまり好みじゃない。
しかし、先日、店頭でフリクションボール4 ウッドのサンプルを持ってみたら、重量がジェットストリームのピュアモルトに似ていて、気に入った。
↓左が長年使っているジェットストリームピュアモルト、右が今回買ったフリクションボール4ウッド(黒)
この2つはよく似ているんだけど、フリクションボール4ウッドはボールペンのみの4色、ジェットストリームはボールペン4色+シャープペンシル1である。自宅の電子天びんで重量を測定してみた。
フリクションボール4ウッド:27.0 g
ジェットストリーム4+1:24.8 g
ジェットストリームはインクがだいぶなくなっている芯もあるので満タンだともう少し重いと思われる。
シャープペンシルがないのにフリクションボール4ウッドの方がやく2グラム重いということがわかった。差はごく僅かだが、手に持つとわかるレベルではある。
重心はどちらもグリップの後端あたりであり、よく似ている。筆記するときのようにペンを握ると、指先と手に支点ができるわけだが、その支点間の中心よりも若干指先側にペンの重心が来る。字を筆記する場合、ペンは支点と支点の中心付近を中心とした回転運動に近い動きをする。回転の中心に重心があると回転モーメントが最小になるため、無駄な力が必要なくなる。ペンの持ち方とか好みにもよると思うけど、この重心位置はペンとして基本的な位置だと勝手に考えている。
外観もよく似ている。ただ、ジェットストリームのピュアモルトは表面がラバー塗装のようなグリップ感の強い塗料が塗られており、長期間使っているとそれが剥がれてみすぼらしい感じになってくる。フリクションの方は普通の樹脂なのでそのようなことはないと思う。表面がつや消し処理してあるので、使っているうちに若干テカリは出てくると思う。ただ、ラバーグリップよりもグリップ部分の耐久性は高い。外観を気にしなければメカニカルな機構が損傷しないかぎり使い続けることができると思う。
ところで、木のグリップだけど、ジェットストリームピュアモルトをはじめて使った時、ゴムやエラストマーのグリップよりも滑る感じがあって、しばらく使うのをやめていた時期がある。ただ、使い続けているとだんだん慣れてきて、むしろ心地よくなってくることがわかった。グリップ形状はジェットストリームピュアモルトが平行に近い形状なのに対して、フリクションボール4ウッドは鼓状に反っているため、指先への収まりが良い。
次に気になる筆跡濃度。
下の写真の左がフリクション、右がジェットストリーム。
若干フリクションのほうが薄いけど、意外や意外、結構色が濃い。単色のフリクションの赤と比べても若干色が濃いようだ。筆記感もなめらかであり、常用しても全く問題がないレベルだと思う。線の太さはほぼ一緒。
これはいい買い物をした。
三菱鉛筆 多機能ペン ピュアモルト 4&1 ブラック MSXE520050724
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