以前から気になっていたぺんてるのカルムを買ってきました。150円+税。
単色(0.5, 0.7)、3色、2色プラスシャープペンシルの3つのラインナップがあります。
今回購入したのは単色の0.7です。
ぺんてるの新油性インクはビクーニャインキと呼ばれていますが、ビクーニャインキを搭載したペンを購入するのは初めてです。
このペンの主な特徴はノック音が静かなことです。最近はペンのノック音が問題になることがあるそうで、こういう需要があるんだそうです。書き初めのワンノックくらいは許してあげてって思いますが。確かにカルムのノック音は静かですが、これでもカチャカチャやられたらやっぱりうるさいと感じると思います。
重量は10.4グラムで全長は143 mm、バランス係数([ペン先から重心までの距離 / 全長])は75 / 143 = 0.52です。低重心ではありませんが軽いペンなので特に問題はないです。
もうひとつの特徴は革調のロンググリップです。
材質はゴムっぽい素材(おそらく熱可塑性のエラストマー)で、しっとりとして強いグリップ力を発揮します。ボールペンで後ろの方を掴むことはありませんが、指先に当たる部分が全面的に柔らかいので独特なソフトさを感じます。
あまり大々的にアピールしていませんが、このペンの最大の特徴はペン先がほとんどブレないことだと思います。
ペン内部のペン先側を観察してみると、なんか工夫がなされているような様子が伺えます。
初めて使うビクーニャインキなので色々ぐちゃぐちゃと書いてみました。なかなか好印象です。改良を重ねたなめらか油性インキと書いてあるので、以前のインキよりも性能が上がっているんだと思います。
発色をジェットストリーム、アクロインキと比べてみました。
ビクーニャインキは若干筆跡が細いですが、なかなか優秀なインクだと思います。ジェットストリームは塗りつぶすとインクが赤っぽいのがよくわかります。アクロインキは黒々としています。ビクーニャインキは色相はなかなかいい感じですが、アクロインキと比べると薄い感じがします。ジェットストリームが人気知名度ともにナンバーワンだと思いますが、他社のインクもだいぶよくなっているので、性能的に大きな差はないと思います。
スタンダードな単色油性ボールペンだと、ジェットストリーム、ブレン、アクロボールあたりが有名どころだと思いますが、その中でもカルムは上位に食い込む実力があります。トータルバランスを考えると、私はカルムが一番好きかも。