2月23日のプレスリリースによるとこう書いてありました。
『MDペーパーパッド』は、これまで、「ミドリオンラインストア」および海外にて販売を行ってまいりましたが、国内でのご要望も多く、展開を決定しました。従来の「MD用紙(クリーム)」に、新たに「MD用紙(コットン)」を加え、定番製品として発売します。
MD用紙はトラベラーズノートにも使われており、好きな紙のひとつです。万年筆の試し書きに使うにはノートはもったいなく感じます。ノートパッドなら一枚一枚切り離せるので、この製品の販売を結構楽しみにしていました。
あまり店頭で見かけることはありませんでしたが、今日、ソレイユのフタバ図書に行ったら売っていました。
背表紙にはこのような刻印があります。厚紙を使っているので、立ちながらのメモなども可能です。
紙の左下に切り欠きがあります。
このペーパーパッドは上だけでなく、右側も糊付けされています。そのため、しっかりと紙が固定され、安定して筆記することが可能です。切り欠きはめくる起点がわかりやすくするための工夫のようです。
今回購入したのはMDペーパーではなく、MDコットンの方です。
下は左が通常のMDペーパーで右がMDコットンです。
MDコットンはMDペーパーよりも白色度が高いです。20%コットンが含まれているようです。MDペーパーよりも紙が少しざらついています。触った感じは少し柔らかい感じがします。筆記してみると、ざらつきはさほど感じません。インクの吸いがいいのか、筆記線がMDペーパーよりも少し太くなるようです。ちなみに、上の写真の万年筆はサファリのEFでインクはラミーのブルーです。
下の写真はいろんな万年筆や筆記具で書いた例です。
インクはよく吸うようなイメージですが、裏抜けはありません。
90枚で648円なので、一枚あたり7.2円です。ロディアのNo. 16が80枚で594円なので、一枚あたり約7.4円とほぼ同等です。書き味はMDペーパーパッドの方がいいと思います。
ところで、ソレイユでは昨日からフタバ図書の主催で文具祭りが開催されています。明日は文具王として有名な高畑正幸さんのトークショーが開かれるようです。今日だったらよかったのに。