新旧ジェットストリームのグリップとクリップの違い

まず、全体を見比べてみましょう。

長さや重量はほぼ同じです。

長さは141 mm

重量は9.6 g

グリップは形状、長さともに全く異なります。

新しいジェットストリームは色も軸色に合わせています。

ジェットストリームは新旧ともに尻軸が斜めにカットされています。

旧型は斜辺の下側にクリップがあり、新型は上側にあります。

筆記具はなんとなくクリップを上にして筆記する習慣があります。そのように持った場合、旧型はクリップが少し邪魔になる位置に配置されていることになります。新型はノックしやすさが向上していると言えます。

クリップの形状は似ていますが、少し異なります。

最大の違いはものを挟んだ時の収まり方です。

下の写真を見ると一目瞭然です。新型はクリップが深くはまり、ノック位置がだいぶ低く固定されるようです。

クリップはペンを使わない状態で使うものなので、極力隠れた位置に配置されるのが合理的です。そういう点で新型はクリップの設計が見直されています。

斜面の上側に配置したことと、クリップの付け根部分の設計を見直した効果が出ています。

uniのクリップは時々おかしなことになっているものがあります。

一例としてユニボールワンPを示します。

クリップ全体の大きさと比較して、クリップとして機能している部分が少ないのはともかく、食い込み量が絶対的に少ないのと、飛び出しが大きすぎます。ねじりバネ機構は好きなのですが、その機構のためにペンとしての性能を少し失っているように思います。

新しいジェットストリームは機能と性能をきちんと考え改善していると思います。

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