ペンタックスの将来

プレジデント ロイター インタビュー: HOYAのペンタックス部門は今期黒字化へ=CEO
FujiSankei Business i. HOYA パリへ欧州カメラ拠点移転 高シェア仏中心に販売強化

今やペンタックスはカメラのメーカー名ではなく、HOYAのブランド名だ。ペンタックスブランドのカメラはこれまで商売的にはあまりうまくいかなかったようである。特にコンパクトカメラでは時々気になるカメラは出してきていたものの、目にとまるような機種がこれまで少なかったように思う。K-7を買う時もカメラ部門の人員削減を進めているペンタックスの将来性に不安を持ったが、自分の場合、レンズをたくさん買うわけでもないし、数年でペンタックスが市場から完全に消えるとは思えないので、問題はないと判断した。そもそも、自分は特定のメーカーに特別な思い入れはなく、カメラをメーカーで選ぶことはない。―― ちなみに、これまで自分で買ったカメラのメーカーは、リコー(フィルムコンパクト)、キヤノン(フィルム一眼)、エプソン(デジタル)、オリンパス(デジタル)、ミノルタ(デジタル)、ニコン(フィルム一眼)、富士フィルム(デジタル)、ペンタックス(デジタル一眼)だ。それぞれ一台ずつだが、見事に同じメーカーがない。もちろん、一眼レフの場合、システムとして見るべき側面もあるので、それなりにメーカーを意識した方がいい場合もあるかもしれない。


さて、ペンタックスデジタル一眼レフに関しては多少他社に遅れをとる部分もあるが、*istD以来、魅力的なカメラが多かったように思う。また、K-7でこれまでの努力が一気に開花したような印象を受ける(依然微妙な不具合があるのだが)。
ただ、コンパクトに関してはイマイチといわざるを得ない。防水デジカメに関しては悪くはないが、今では他社にも優秀な防水デジカメがあるので、特別目立たない。ちょっと前にA40という地味だが魅力的なカメラがあったのだが、今は欲しいと思うカメラがほとんどないのが現状だ。キヤノンパナソニックに真っ向に立ち向かって行っても勝ち目はないと思う。大手と同じようなラインナップをそろえるのには相当費用がかかるだろう。ならば、そういう戦いをしなければいいのだ。大手と同じことをしても、売れなきゃ意味がない。今はカメラ部門を縮小して、魅力的な機種に的を絞り、特定の人の心をつかむことが大切だと思う。だから、HOYAペンタックスの人員を削減するのは当然だと思う。商売的にうまくいっているのか、人員体勢がどうなっているのかは知らないが、リコーなんかはそんな感じで割り切っているようなところを感じる。
今はE-P1などが商売的にはうまくいっているようなので、ペンタックスもぜひあの路線で行ってみればいいのではないだろうか。つまり、「ペンタックスオート110デジタル」の開発ってことだ。Business i.の記事を読む限り、なんとなくそのようなことをしているのではないかと思ったりもするのだがどうだろうか。
ペンタックスオート110の専門サイトというところに、「ペンタックス・オートワンテンの楽しい使い方」という小冊子の紹介があった。コンパクトカメラだけど、システムとしてこんなにいろいろ楽しいことができるよというのがこのカメラの魅力ってことなのだろう。