Evernoteは完全に仕事のお供になってしまった。
基本的にアクティブじゃなくなった書類はスキャンして捨てるのだが、後で探せないことが多い。器用に昔の書類をフォルダから探し出す人がいるが、あれは特殊能力に違いないと信じている。自分はパソコンの中の書類すらまともに管理できないのに、紙の書類を見事に分類して的確に見つけられるはずがない・・・。
まだ完全に慣れたわけじゃないけれど、Evernoteはこれまでいろいろ試した中で圧倒的に使いやすいし、安心感がある。
ノートによる分類やタグによる分類だけでなく、時系列で並べたり、検索したりと多面的に情報にアクセスができるのがありがたいし、即座にクラウドとデータシンクするので安心感が抜群だ。
また、ユーザーインターフェースがシンプルでいいので、見返しもしやすい。メモや手帳も同じだが、見返す習慣をつけないと思考がすっ飛んでしまう。逆に資料を定期的に見返す習慣を持つと、アクティブであるべき思考が取り戻せるし、いきなりいいアイディアがひらめくことがある。
ところで、いいアイディアを出すコツは問題意識を持ち続けることだと思う。自分が思いつくアイディアなどは大したものではないのだが、いくつかの問題を常に意識するようにしている。そして、思い出すたびにちょっとだけ考えを進めたり、調査したりするのだ。長い問題だと数年にわたり考え続けているものもある。そうすると、ちょこちょことそこそこのアイディアがひらめく瞬間というのがある。ただ、そういうアイディアでも風化するものも多い。その中でも割と粘り強いアイディアがあったりするのだが、そういうものは時間と金を投資してでも検討する価値のあるアイディアだということになるわけだ。
それを補助するツールとしてEvernoteはそこそこいい線いっているのではないかと感じている。
