伊東屋の2 mm シャープは強い力で芯を削ろうとすると芯が回転してしまいます。実用上、困るほどではないですが、下の写真のようにして削ると、強い力でも削りやすくなります。
ところで、下のような仮定で芯を使ったとします。
つまり、鉛筆を53度の角度で削り(例えば、この作図だとたまたま53度)、とがった部分の半分まで筆記したらまた削るという動作を繰り返したと仮定します。芯が丸まるのは考慮していません。
そうすると、簡単な計算から芯の1/4しか芯を使っていないことがわかります。(削り始めの角は無視します)
(ただし、線幅は狭くなるわけなので、単純に筆記距離が1/4になるわけではないと思います。また、芯の減る量は芯と紙の接触圧力にもよると思うので、筆記距離との関係は単純には求まりません。)
上の場合、芯は最大で1 mmの太さで使うことになります。これは0.9 mmシャープペンシルを使った場合とほぼ同等となります。つまり、比較的頻繁に芯を削ることで0.9 mmシャープペンと同等の筆記線がキープできるということになります。
だからどうしたという話ではありますが、削りながら芯を使うとどのくらいの芯を捨ててるんだろうと、気になったので。
ちなみに、芯を削るのは大人の鉛筆に付属していたやつが削り角度的に使いやすいです。