ぺんてる サインペン

あまりにも普通の定番文房具があるが、その中の一つがぺんてるのサインペンだろう。

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手帳の出張期間を矢印で大胆に引っ張ったり、アイディア出しやメモ等、太くはっきりとした文字を書くときに便利なペンだ。特に付箋紙に書くときは目立っていい。

 

ぺんてる サインペン  XS520AD5 5本パック 黒

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ぺんてる サインペン  S520-8  8色セット

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お気に入りのシャープペンシル

シャープペンシルと一言で言ってもいろんな性質のものがあって、どれがベストとは決めきれない。下の写真にはないが、ZOOM707や大人の鉛筆、925 25-20、プレスマン等は一般筆記用のシャープペンシルのカテゴリとして論ずるのが難しい。

一般筆記用とは何かというのもまたあいまいな表現だが、自分的には鉛筆っぽい形に近く、芯径が0.3~0.7 mm程度のものって感じかな。

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これまで一番よく使った印象が強いシャープペンシルはDRAFIXだ。高校まではこれをよく使っていた。自分は赤というか朱色のモデルを使っていたが、全く同じ色のものがまだ販売されているのがすごい。このシャーペンに関して言えば、いいとか悪いとかというのを超越していて、普通に不満なく使える相棒といった感じで、その存在を強く意識することすらなかった。

大学ではSMASHの0.9 mmをよく使っていたが、なくしてしまい、途中から0.7 mmに変わった。この0.7 mmも一度洗濯してしまい、ボロボロだ。クリップもどこかに行ってしまった。ただ、クリップがなくなって思ったのが、筆記だけに限ればクリップはない方が使い勝手がいい。一般的にシャープペンシルのペン先にはストッパーと呼ばれる樹脂部品が入っているが、それも外れている。外れているといっても、固定されていないだけでモノはあるので、シャープペンシルとしての機能は失っていない。最近、0.5 mmを入手した。SMASHとの付き合いは20年以上だが、これまでこれを使っている人に出会ったことはない。Youtuberの動画の影響とかで人気が出ているようで、小中学生がお気に入りのシャープペンシルとして紹介している動画などを見かけることが多くなった。

価格、入手性の良さ、使いやすさすべてにおいてバランスがいいのはPILOTのS3だと思う。シンプルかつ必要十分で、トラブルもない。

ちょっと気になっているものもあるので、今後もまだ増えそうだ。

ゼブラ・ドラフィクスシャープ・DM5-300/0.5

ゼブラ・ドラフィクスシャープ・DM5-300/0.5

 

 

ぺんてる シャープペン スマッシュ 0.5mm Q1005-1 ブラック

ぺんてる シャープペン スマッシュ 0.5mm Q1005-1 ブラック

 

 

パイロット シャープペンシル S3(エススリー)0.5mm 透明ブルー HPS-30R-TL5

パイロット シャープペンシル S3(エススリー)0.5mm 透明ブルー HPS-30R-TL5

 

 

オレンズの線の太さ

オレンズ 0.2 mmを回転させずに書いたときの線の太さをクルトガ 0.5 mmの線の太さと比較してみた。

比較したといっても、計算上の話。

クルトガを45°傾けて筆記した場合、線の太さは0.25×√(2) mm。

オレンズを回転させずに45°傾けて筆記した場合、線の太さは0.2×√(2)。

オレンズの線の太さを1とした場合のクルトガの線の太さは

[0.25×√(2)]/[0.2×√(2)]=1.25

となる。

つまり、クルトガの方が1.25倍太いということがわかった。

昨日示した計算から0.3 mmの場合は0.2 mmよりも1.5倍太いので、0.3 mmのオレンズの場合、クルトガより太いことになる。

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片減りした場合、下手に動かすと先端の細い部分が砕けて芯の粉が発生することがあるが、片減りしたまま書き続けると気になるような粉は発生しない。

オレンズは可動する金属スリーブを紙に押し当てることで筆記に必要なだけの芯を露出させ筆記する方式のシャープペンシルだけど、金属スリーブが紙と擦れるような感覚はあまりない。クルトガのように芯先が動くこともないので剛性もある。通常の使い方で芯はまず折れない。

ただ、欠点はゼロではない。

その1、芯の減りが早い。昨日から試し書きを含め使っているんだけど、芯がすでに2本なくなった。芯が折れないので大きな文字を殴り書きしたりすることもできるんだけど、グングン芯が減るのがわかる。

その2、今回購入したオレンズメタルのグリップはローレットではなく、溝が切ってあるタイプなんだけど、若干安定性に欠ける。普通にローレットにしてくれって感じだ。ローレットに関してはステッドラーの925シリーズが秀逸だ。

一方、まだ発売されていないオレンズネロだけど、上のふたつの欠点を見事に解決している。芯が自動で送られるのでノックをする必要がない。芯交換の頻度は変わらないけどノックする手間が省ければ集中力が途切れることがなくなる。グリップに関しては、メタルグリップと似たような溝が切られているタイプだ。溝は軸方向への滑りは抑止できるが、回転方向にはあまり効果がない。オレンズネロはよく見るとグリップ部分が六角だ。六角であることで面が確保され回転方向に滑りやすい感覚はほぼなくなるものと思われる。

 

 

オレンズ リミテッド 0.2 mm

ここ数年、新型の折れない系のシャープペンシルが市場に出回っているが、まだ一本も持っていない(プレスマン除く)。

オレンズネロの外観と機能が気に入って、注文しているんだけど、今日、市内の書店をぶらぶらしていたら、オレンズのリミテッドエディションを発見した。赤と青の発色がキレイで、ついつい買ってしまった。

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オレンズの折れない仕組みは比較的簡単で、可動式のスリーブが芯を覆った状態で強引に筆記するという方式だ。強引とはいってもスリーブは軽く触れるだけで動くので、文字を書くのに最小限の芯がスリーブの先端から出ているような格好になる。

芯は応力により歪み、その強度の限界を超えると破壊される。片持ち梁の一点荷重の曲げモーメントは距離に比例するので、芯が出ていなければ原理的には曲げモーメントがゼロになる(実際は少し出ているのでゼロではないが)。シンプルで賢い方式といえる。

よって普通のシャープペンシルと違って、芯を出さないで書くことになる。

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はじめはこのような状態。

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ワンノックすると、スリーブが2, 3 mm程飛び出す。

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この状態でいきなり書き始めると、文字が書ける。

わざと芯を出して書くと、0.2 mmの芯はいとも簡単に折れる。しかし、芯を出さずに書くと力を入れても折れない。金属を擦る感じもほとんど感じないし、筆記に違和感は全くない。

0.2 mmというのは細いけど、通常の文字を書くにあたって細すぎると感じることはない。下の三行は、0.2 mm, 0.3 mm, 0.5 mmの芯を片減りするまで筆記し、その状態でグルグルを書いたものだ。

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片減りしたときの面積は芯の直径の二乗に比例するので(片減りしなくても直径の二乗に比例するが)、0.2 mmの接地面積を1とすると、0.3 mmは2.25、0.5 mmは6.25となる。筆跡は一番太い部分のみで書いたとすると直径に比例する。

0.2 mmの芯は片減りしてもそれほど太くならないので、ペンを回さずに筆記しても文字が書きにくくなることはない。クルトガと違ってペン先が沈み込むことはないので、剛性感のあるしっかりとした筆記感だ。

ペンの重量、バランス、グリップのグリップ感、太さ、すべてがバランスよく、片減りせず、芯が折れない。これはこれまでで最強のシャープペンシルといっても過言ではない。

これで芯がオートで出てくるオレンズネロはシャープペンシルのリーサルウエポンとなるかもしれない。

 

 

ステッドラー900 25は補助軸として使うにはもったいない

鉛筆の味に目覚めて、最近は鉛筆ばっかり使っているんだけど、その中でも出動頻度が多いのがステッドラーの900 25だ。

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少し太めのローレットが手になじみすぎてすごく書き心地がいいのだ。また程よい重量があるため、鉛筆の摩擦振動が手に伝わりにくく、なめらかな書き心地でワンランク上の鉛筆のように感じる。鉛筆の保持力は非常に強く、1 cmも差し込めば確実にホールドできる。筆箱に収納するときには鉛筆をさかさまにすればいいので、鉛筆キャップは不要だ。そのうえ消しゴムが実装されているので、消しゴムを持ち歩く必要もない。クリップもあるので胸ポケットに差し込んでおくこともできる。

これはもう鉛筆の最終形態と言っても過言じゃない。

先日も書いたけど、鉛筆とリーガルパッドの組み合わせはすごく相性がいい。リーガルパッドの紙面は適度に粗いので、筆跡が濃く、シャリシャリとした感覚がすごく気持ちがいいのだ。また、黄色に鉛筆の程よい黒が目に優しく、線のあいまいさがむしろ思考を深くしてくれる。消せるという気軽さもむしろ思考を解き放ってくれる。アイディア出しの場合、先がとがった鉛筆よりも程よく丸まった芯のほうが心地がいい。

ところで、昨日予約したオレンズネロの入荷予定日の目安の連絡があった。どうやら入荷するのは間違いなさそうだ。楽しみだなぁ。

ステッドラー ペンシルホルダー  900 25  シルバー

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