勉強用のペンを探す。ユニボール シグノ 307 0.5

ユニボール シグノ307はちょうど3年前に紹介しました。しかし、買って割とすぐに失くしてしまい、それ以来、使ったことはありません。

最近、ブログやSNSでシグノ307を見かけることが多くなりました。どうやら、1番だけが知っているというテレビ番組で取り上げられたようです。IQ160の東大医学部生で、3000本以上のペンを購入したペンマニアの大野さんという人が、最も勉強に向いているペンとして紹介されたようなんです。

そういえば昨日行ったロフトには話題のペンというポップが掲げられており、品薄になってました。

今日、近所の書店で0.5の青を買ってきました。

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グリップには凸状のパターンがあり、ちょっと独特です。

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もし軸が気に入らなければ、他のペンの軸を使えばいいと思います。

手元にあったのをいくつか試してみました。下のエナージェル、ジュース、サラサクリップ、シグノRT1には入りました。ちなみに、ジュースアップはダメでした。入りますが、ノックしてもリフィルが固定されません。

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早速書いてみましょう。

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上の3つの書き心地は甲乙つけがたいです。シグノ307とエナージェルがほぼ同立で、ジュースアップが若干軽快感が落ちるかなといった感じです。滑らかとも感じられるので、好みによると思います。

ただ、本当に長時間筆記したいなら万年筆の方が上かと思います。中字くらいのスチールペンがいいでしょう。勉強用としては、ラミーのサファリか、パイロットのカクノがいいと思います。スナップキャップ式で、キャップを軸にポストしなくても書きやすい万年筆がいいです。金ペンだと、キャップレスが利便性、書き味共にベストです。

 

三菱鉛筆 ゲルボールペン シグノ307 0.5 青 UMN30705.33

三菱鉛筆 ゲルボールペン シグノ307 0.5 青 UMN30705.33

 

 

 

PILOT Juice up 0.5

今年の6月からジュースアップのラインナップに0.5が追加されました。

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ジュースアップは顔料タイプのゲルボールペンです。ペン先に特徴があり、パイプチップとコーンチップの良さを併せ持つシナジーチップを実装しています。

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形が独特です。

200円のボールペンにしては比較的高級感があるように思います。

重量バランスはかなり低重心で、安定感があります。

実際に書いてみましょう。

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0.38と比べると線は若干太いですが、滑らかさを感じます。ノーマルのジュースと比べると、軽い筆圧でもしっかりと楽に筆記できます。

 

 

ぺんてる エナージェルインフリー 0.7

エナージェルインフリーは2018年の2月に限定品として発売されました。販売当初はターコイズブルーが品薄になるなど話題を呼びました。11月からはほぼ同じ仕様で定番品として発売が始まっています。

エナージェルインフリーには0.4, 0.5, 0.7の3種類のボール径があります。今回購入したのは0.7のブルーです。

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限定品と定番品は実はちょっと違う部分があります。

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わかりますか?

ロゴの位置が反対側になってます。

ペン先を観察してみましょう。

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左が0.5で右が0.7です。

0.5はパイプチップ(ニードルチップ)ですが、0.7はコーンチップです。

かき比べてみましょう。

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TWSBISTUB 1.1とプレラ は万年筆です。こうやって見比べてみると、スタブの1.1はそんなに太いわけではないですね。

A罫なら0.7でも問題ありません。0.7の方が若干滑らかさを感じます。

勉強などは出来るだけ太いペンを使った方が印象に残りやすい気がします。また、大きな紙を使ったアイディア出しなんかにも太いペンがいいです。万年筆が使える場面では万年筆の方が何かといいのですが、速記性や利便性が求められる場合にはノック式のボールペンが使いやすいでしょう。

 

ぺんてる エナージェルインフリー 0.7mm BL77TL-C 青

ぺんてる エナージェルインフリー 0.7mm BL77TL-C 青

 

 

ぺんてる エナージェル infree 0.7mm ターコイズブルー
 

 

 

uni ジェットストリーム 多機能ペン 2&1

実は今使っている手帳と一緒にジェットストリームの4&1を買っていました。しかし、4&1はNOLTY キャレル B6のペンホルダーにはキツキツでスムーズに入りません。そこでモノグラフマルチをずっと使っていました。

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トンボ モノグラフマルチ

モノグラフマルチは回転繰り出し式ですが、最大の特徴はインクだと思います。結構スムーズで書きやすいです。半年以上手帳と一緒に使っているので、傷がだいぶ目立つようになってきてます。

先日、とあるメーカーの方からペンをいただきました。

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ジェットストリームの2&1です。赤、黒、0.5シャープという構成はモノグラフマルチと同じです。あまり深く考えたことはなかったのですが、手に取ってみると、4&1よりも細くて軽いようです。

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これはもしやと思い、手帳に差してみると、ジャストフィットでした。ラバーグリップが引っかかったりもしません。

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シャープペンシルユニットがあるのですが、このペンには消しゴムが実装されていません。多色ボールペンの消しゴムとかほとんど使うことがないのですが、モノグラフマルチの消しゴムを全く使わないかというとそんなことはありません。あればあったで使います。まぁ、消しゴムは筆入れには入っていますし、なきゃないで二重線で訂正すればいいので、致命的に困ることはありませんが。

 

三菱鉛筆 多機能ペン ジェットストリーム 2&1 0.7 ネイビー MSXE380007.9

三菱鉛筆 多機能ペン ジェットストリーム 2&1 0.7 ネイビー MSXE380007.9

 

 

TWSBI DIAMOND580とECOを比較

手元にTWSBIの万年筆が3本あります。

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左から、ECO、DIAMOND 580 AL, DIAMOND 580

最初に買ったのはDIAMOND 580です。台湾の小品雅集という万年筆店で購入しました。2本目はDIAMOND 580 AL。これは福山市の「うさぎや」で購入しました。ALというのはアルミニウムのことで、部品の一部にアルミニウムが使われています。最近はTWSBIの取扱店が増えて手に入れやすくなりましたね。3本目は先日ブングボックスで購入したECOです。

何となくECOは小さいのかなと思っていたのですが大きさに大差はないようです。

DIAMOND580はキャップのネジ溝が見えないように金属リングが大きかったり、細かい部分の作りこみがしっかりしてあります。

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上:DIAMOND580、下:ECO

まず、ニブの大きさや形状がだいぶ違います。どちらもニブの材質はステンレススチールです。一般的には金の方がしなやかで柔らかいと言われていますが、正直、自分にはよくわかりません。ただ、カクノやプレラのような小型のスチールニブは筆記感が若干硬く感じます。TWSBIやプラチナのプロシオンなど、最近はスチールペンでも万年筆らしさを十分に感じられるものが増えてきました。

キャップを比べてみましょう。

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キャップは違いが大きいです。天冠の材質や仕上げだったり、金属部品の大きさやクリップなどが違います。手にして感じるのは重さです。ECOのキャップはだいぶ軽く感じます。また、キャップをねじ込むときの感触がだいぶ違います。DIAMOND580の方がカッチリと剛性が感じられます。おそらく、DIAMOND580はアクリル樹脂でECOはABSかなにかだと思います。

次に吸入機構です。

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部品の材質や形状が異なりますが基本的には同じです。金属の装飾リングなどが違いとしては大きいです。DIAMOND580ALは一部アルミニウムの部品が使用されていますが、ノーマルはECOと同じ樹脂です。

最大の違いはDIAMOND580はペン先ユニットが外せることでしょう。

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ペン先ユニットは別売されているので、ペン先だけ交換するということが簡単にできます。

ところで、ALは指で持つ部分がアルミニウムなのですが、ノーマルの樹脂よりもすべりやすいと感じることがあります。そういう意見が多かったのか、最近のモデルはこの部分に若干溝加工が施してあります。興味がある方は下のリンク先の拡大画像を見てください。

https://www.twsbi.com/collections/frontpage/products/twsbi-diamond-580alr-nickel-gray-fountain-pen

先日、ブングボックスでこの加工を触ってみたのですが、グリップ力が上がっていると思いました。

DIAMOND580とECOは似て非なるものです。580はずっしりと重量感があり、全体的に高級感があり、手にした時の感じが違います。ただ、実用的な筆記具として考えた場合、ECOが劣っているかというとそうとは思いません。

TWSBIの魅力を知るならECOやGOで十分だと思いますが、TWSBIの本気を感じたければ、DIAMOND580を使ってみるのがいいと思います。ペン先がスチールである点を除けば1,2万円クラスの万年筆と比べても劣る部分は感じません。

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