金曜日に買った「”健康常識”はウソだらけ」を昨日読んだ。読みやすい文章なので一気に読み通せた。
毎日約1兆個の細胞が体にはできるそうだが、その中の3000個から5000個はがん細胞ということだ。それを殺すのがNK細胞というリンパ球の一種だ。このNK細胞はストレスを多く感じると減ってしまうらしい。よって、ガンにかからないためにはストレスのない生活が一番ということだ。
意外な事実。コレステロール値が高いほうがNK活性が高く、ガンを抑制する。多すぎるのも問題らしいが、総コレステロール値が160 mg/dl未満の場合、280 mg/dl以上の約5倍、がん死亡率が高くなるということだ。男女ともに総コレステロール値が240 mg/dlから260 mg/dlがもっともガンによる死亡率が低かったのだという。健康診断でいうところの高コレステロールの基準値は220 mg/dlなのに!また、頭の回転が早い人ほどコレステロール値が高いことも知られているということだ。心臓が悪くなければ、総コレステロール値が300 mg/dl未満なら放っておいてもいいとのこと。
このような意外なことがたくさん書いてあって、読むと安心できる。安心すると、ストレスレベルが下がり、NK活性が上がるわけだ。
この本を読むとNK活性が上がるということか?
コレステロールに限らず、ものごとは全てバランスが重要だと思う。良いと言われていることも、過ぎたるは及ばざるが如し。まじめな人ほど、ストイックに良いコトを追求してしまう傾向があるように思う。問題集も三日坊主、宿題は直前まで放置、悪いことも怒られるまでは続ける。いい人でいることも程々にしないと、早死するということがわかったので、明日からも気ままに生きていくことに決めた。
これでいいのだ。
ちなみに、免疫学の基礎的な知識に関する記述もあるので、免疫学はじめの一歩的な読み物としてもいいかも。
免疫力アップがすべてのポイント! “健康常識"はウソだらけ (WAC BUNKO)
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