Panasonic releases trio of compact superzooms: Digital Photography Review
元々コンパクトカメラが好きということもあり、コンパクトでそこそこ高画質、高倍率ズーム機が何となく欲しくなって、年末にいろいろ調べた挙句、心に決めたのがPanasonicのTZ60だった。そう思ったのが、モデル後期で生産終了になっており、在庫がちらほらなくなりつつある時期だった。店頭で手に取り、買う寸前だったのだが、まぁ、今じゃなくてもいいかという気持ちになり、結局買わなかった。
TZ60は光学30倍ズーム(35mm 判換算: 24-720mm/ F3.3 - 6.4)のレンズを実装している。もっと倍率の高いカメラもあるけど、手持ちで撮影できるのはこのくらいが限界だと思う。また、手ぶれ補正は5軸ハイブリッド手ブレ補正であり、望遠端を手持ちで撮影してもなんとかなるような工夫が施してある。広角は24mmだし、マクロもそこそこ強い。EVFも実装しているし、デジタルエフェクト機能も多彩だ。GPS機能にWi-Fiによる画像転送、RAW記録も可能で、簡単なレタッチもカメラでできる。コンパクトカメラにできることは大抵なんでもできる感じ。この万能感がコンパクトカメラの醍醐味だ。TZ60はホントにバランスが良くていいカメラだと思う。その後継機種TZ70(外国ではDMC-ZS50という型番らしい)が発表された。
TZ70の撮像素子は「12.1-megapixel High Sensitivity MOS sensor」というものらしい。TZ60が1810万画素なので、だいぶ画素数が落ちている。センサーの感度特性を上げることで、光学30倍を手持ちでガッチリ撮り切れるようにしたんだと思う。実用的には12Mピクセルもあれば画素数は十分なので、センサー特性が向上するならむしろ画素数が減ったことを気にする必要はないと思う。一台でなんでもできるコンパクトカメラの完成度がさらに研ぎ澄まれた感じのモデルなんだと思う。いいなぁ。