先週末に読んだ本「読書の腕前」に気になる本があったので、今日は定時に仕事を終わり、バスで紙屋町に向かった。
文庫を2冊買った。そのうちの一冊が「ことばの歳時記」。著者は金田一春彦。金田一春彦といえば、新明解国語辞典のイメージだけど、こういう本も書いていたんだな。この本は1年365日、日付毎に季節のエッセイを書き綴ったものだ。早速今日のページを開いてみる。
「キツツキの声」
正直、キツツキに関して個人的な体験がないので、なんとなくピンとこない。
8月29日は「線香花火」。ほほぅ、これならわかるわ、風流だねぇと思いつつ、読み進めていくと、線香花火を逆さまにした花火線香でも意味は同じで、このような例は珍しいという解説が続く。カレーライスはカレーとルーが別々になった高級品で、ライスカレーは400円止まりの安物のことだそうだ(作品が書かれたのは昭和48年っぽいので今だともう少し高いか)。その後、輪ゴムとゴム輪と続き、最後は焼ざかなとさかな焼き。焼ざかなは食べるものでもう一方は食べるための道具であるというオチ。なかなかおもしろい。
続いては、自分が生まれた日は何がかかれてるかな・・てな具合に、この本は通読するというよりも手元に置いておりにふれて少しずつ読んでみたいそんな気がする。