キヤノンG6030を使ってみて気が付いたこと

G6030の試し刷りをしながら気が付いたことをいくつか書きます。

まず、液晶画面が見えにくい。6年前に購入したMG7530はタッチパネルの大型カラー液晶で操作しやすかったんですが、G6030はモノクロ2行表示で、バックライトがないため、かなり見にくいです。レビューを見て、このことは知ってましたが、確かに見えにくい。ちょっとコストダウンしすぎです。

ただ、正直、通常、プリンター側の液晶を見ることはほとんどありません。スキャナモードやコピーモードには物理キーが割り当てられていて、操作のステータスは表示されてるものの見る必要はありません。モードキーでスキャナモードボタンかコピーモードボタンを押して、次にカラーモードボタンかモノクロモードボタンを押すだけです。

縮小モードだとかコピー濃度調整とかその手の作業は液晶を頑張ってみながらになりますが、そんなことは、まぁ、余程の事情がなければやりません。

 

次にMG7530にあった自動電源オンモードがありません。自動電源モードはなんとなくテクノロジーを感じて好きだったんですが。

ただこれもとりあえずプリントアウトの操作をパソコンでして、スプールさせておき、そのあとプリンターの電源を入れるという方法で問題ありません。いずれにせよ、G6030は操作パネルを手前に引き出さないと動作しない仕様なので、電源が入ったところで動作しないんですよね。

 

耐久性は6万枚です。これはあらかじめ知らずに買ったんですが、ビジネスインクジェットのエントリーモデルとしてはまずまずだと思います。モノクロインクは約6000枚印刷できるらしいので、インクを10回くらい足したら終わりってことですね。1日平均10枚印刷しても16年は使える計算になりますが、そんなに印刷はしないでしょうし、そんなに長く使うことはないような気がします。

とはいえ、インクジェットプリンターの印字性能自体はもう何年も変化を感じませんし、コストがかかるならこれ以上のクオリティも必要がないです。余程の付加価値がなければ、壊れるまで使うと思います。

 

最大給紙枚数は250枚です。びっくりするくらい多くもないですが、このくらい入ってくれれば家庭用途としてはまずまずです。500枚入ってくれれば束を丸ごと入れられて便利なんですが、さすがに500枚は本格的な業務用じゃないとなかなかないと思います。

 

背面給紙ができます。A4以外の用紙を使う場合や上書き印刷をするときに便利です。下位モデルのG3360は背面給紙しかできません。これは大きなデメリットです。性能的にはG3360で十分ですが、背面給紙しか出来ないので選択肢から外しました。

 

昨日も書きましたがBig SurつまりMacOS11のドライバーが準備されており、きちんと動作することを確認しました。キヤノンのプリンタはLinuxのドライバもあるので、MacやWindowsじゃなくても使えます。

 

ADF機能は無いので連続スキャンはできません。ADFを重視するなら、別途ドキュメントスキャナを準備した方が便利です。

 

その他、レーベル印刷のような特殊なことはできません。個人的には一度もしたことないですが。

 

G6030はいわゆる普通のプリンターです。写真も印刷できなくはないですが、基本的にはドキュメント向けのプリンターだと思います。飛び抜けた性能や便利機能を期待するというより、ランニングコストの安さや安定性、耐久性を重視するモデルだと思います。安定性や耐久性に関しての評価はこれからです。

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