【準備するもの】
- ヨーロッパ規格の万年筆の空カートリッジ
- カッター
- テープ
ネットを調べるとローラーボールに日本メーカーのリフィルを入れる方法がいくつか書いてあります。
まず使うリフィルですが、どうせなら水性リフィルがいいと思い、パイロットのVボールやノック式Vコーンに使われているLVKRF-10EFに狙いを定めました。
次は底上げするものですが、色々机の上を物色していたらなんとなくピンとくるものが目に入りました。それがヨーロッパ規格の万年筆のからカートリッジです。
上がラミーのM63で下がパイロットのLVKRF-10EFです。一番下が空カートリッジです。こうみると、なんか良さそうじゃないですか。
下の写真の赤い点線部分をカッターで丁寧に切ります。ちょうど段差のところです。
ラミーのリフィルは固定方法が独特で、リフィルの後端部分の樹脂を押しつぶすような形でガタつきを抑えつつ、固定するような方式です。
つまり、バネとかでリフィルを固定できないので、遊びのある構造が適しています。
空カートリッジを使う方法は絶妙な反力を得ることができます。ちょっとわかりにくい動画ですが、下の動画を見てみてください。
リフィルがギリギリ入るか入らないかの感じですが、無理矢理突っ込めばいくらでも入っていくような感じなんです。ですから、切る長さは結構適当でいいんだと思います。
この部品をリフィルにテープで仮止めします。
この工程は不要ですが、中で部品がひっくりがえるとペンの奥にはまり込んで出て来なくなります。実際に少し試しましたが、はまり込んだら道具がないと取れなくなります。中で部品が反転しないように仮止めする方がいいです。仮止めなので適当でいいです。細い側が奥になるように設置すれば、ハマって取れなくなることはないと思います。
これまた見にくいですが、実際に装着するときの動画を見てみてください。
途中で動きを止めるあたりでリフィルが底付きする感じがあって、そこから先はねじ込む感じになります。
ペン先の様子はこんな感じです。
ペン先は結構押し付けられているのでがたつきはありません。
下の写真は一度装着した後の様子です。
若干カートリッジの先端が潰れているような様子が確認できます。
これが潰れきってしまうと、奥にはまり込みそうな予感がするので、もう少しテープでぐるぐる巻にしようと思います。
ちなみに、真似する時は自己責任でお願いします。
ただ、純正リフィルより、かなり快適に書けます。