エナージェルユーロの0.5ブルーがお気に入りすぎて、3本追加しました。
キャップ式シグノはペン先が軽く紙に触れるだけでインクが出てきます。軽いタッチでスラスラ書けるのがキャップ式シグノの魅力です。
エナージェルユーロは普通のゲルボールペンに近く、少しだけ押し当てないとインクが出てきません。ただ、それほど意識して押し付ける必要はないほどですし、なんといっても紙を滑らせた時の柔らかいタッチと豊富なインクフローが魅力です。また、ブルーの発色がよく、好みです。
基本的な書き味は普通のエナージェルと同じですが、ユーロはペン先が固定されているため、剛性が高く、安定しています。
また、グリップの太さが9.8 mmでちょうど書きやすい太さです。普通のノック式のエナージェルのグリップの太さは10.6 mmです。
グリップの意匠も合理的です。
実は、私もこのグリップは脳内で考案していました。おそらく、これを設計した人は同じように考えたんじゃないかなぁ・・・と、勝手に思ってます。
指の指紋は単純化して見れば、同心円です。指紋を一つの溝と見たら、相手材であるグリップは溝と平行ではない溝を掘った方がグリップ力が強くなるはずです。同心円に対して、どのように配置してもできるだけ垂直の要素をより多く持たせるような形状は円運動の射影であるサインカーブ(あるいはコサインカーブ)になります。このような関係があるので、指のどの方向に力が掛かっても、それなりにグリップ力を発揮することが期待できるのではないかと思います。
ざっくりイメージを描くとこんな感じですかね。
エナージェルユーロはインク残量がわからないと思われがちですが、インクがなくなってくるとこの部分が白くなってきます。この部分が全部白くなっても、グリップ部分にインクがまだたくさんあるので、ここが全部白っぽくなったら次のペンを準備する感じでいいのではないかと思います。