油性ボールペンの思い出

高校のころ、ノートを取る時にはシャープペンシルを使っていました。ただ、自宅で勉強をする時には油性ボールペンを使うことが多いでした。当時、物理の先生のところに行くと、ミスプリントや余ったプリントの束をいくらでももらうことができました。紙はいわゆるわら半紙です。

定期テストの前になると、私は新しいボールペンを準備することにしていました。テストの当日までにそのボールペンを使い切るまで勉強をするという修行を自分に課すためです。

銘柄は正確には覚えていませんが、キャップ式の透明軸のやつです。多分、パイロットのスーパーPかゼブラのニューハードあたりを使っていたんだと思います。

下の写真はパイロットのロフトで買ったスーパーP(BP-P)です。

リフィルに印をつけて1日の使用量をチェックしていたのをよく覚えています。減りが遅そうな時には、でっかい字で書いて、インクの消費量を増やしていました。全然スマートじゃないし、本質的でもないです。とにかくインクをなくすというのがひとつの自分に課されたミッションだったのです。

それが正しい勉強法かどうかはよくわかりません。きっと、正しくないです。笑

ただ、インクを減らすのが勉強のモチベーションになっていたのは間違いありません。使い終わると、とりあえずやれることはやったという気持ちになれました。

じゃ、結果はどうなんだというと、そこそこ効果がありました。

まっさらなコピー用紙に油性ボールペンで筆記していると、その頃のことを思い出します。

当時は書きやすいボールペンがなんだとか考えたこともありませんでした。とにかく手に入りやすくて、安いやつを選んでいたような気がします。今だったら100均のたくさん入ったペンってことになると思います。

 

キャンドゥ SECTION PAPER B5

キャンドゥにも方眼ノートパッドが売っていたので、買ってきました。

発売元は薦田紙工業株式会社という愛媛県の会社ですが、中国製です。

左から、ダイソーPlanning Paper、ダイソー REPORT PAD、キャンドゥ SECTION PAPERです。

SECTION PAPERは少し紙がクリーム色で罫線はREPORT PADよりも薄めです。10枚をプラスチックノギスで計測してみたところ、ダイソーの2つは0.07 mmくらいでSECTION PAPERは0.06 mmくらいでした。

ダイソーPlanning Paperは50枚、ダイソー REPORT PADは80枚、キャンドゥ SECTION PAPERは50枚綴りです。

SECTION PAPERの筆記感は悪くなく、目立つ裏抜けもありませんでした。

総合的なランキングは

  1. ダイソーPlanning Paper
  2. キャンドゥ SECTION PAPER
  3. ダイソー REPORT PAD

です。ダイソーのPlanning Paperがベストですが、キャンドゥ SECTION PAPERでも問題ないって感じです。ダイソー REPORT PADは使えなくはないですが、罫線が濃すぎるのでちょっとクセがを感じます。

50枚で100円なので、一枚あたり2円です。品質では間違いないオキナのプロジェクトペーパーはネットで購入すると100枚綴りが300円程度で購入できます。この場合、一枚あたりの価格が約3円です。100枚綴りなのでちょっと高く感じますが、一枚あたりの単価はせいぜい1.5倍です。そんなに大量消費しないなら、オキナのプロジェクトペーパーが無難かもしれません。

 

 

抜群の安定感 ジェットストリーム プライム 多機能ペン 2&1 ベージュ

今年の初めに発売された新しいジェットストリームプライム多機能ペン2&1を手に入れました。

ジェットストリームプライムはこれで2本目です。

左:回転繰り出し式シングル限定モデル、右:多機能ぺン2&1

かつてはマーキングをボールペンでしていたため、4&1などを多用していましたが、最近はそのような用途にはマルチ8や色鉛筆を使います。一般的な多機能ペンとしての最低限の構成は黒、赤、シャープの2&1でしょう。実際問題、これで十分です。

全部ではありませんが、下に手持ちの2&1を列挙してみます。

上から、ジェットストリームプライム2&1、シャーボX(LT3)、ジェットストリーム2&1、モノグラフマルチ、デルガード2&1

デルガード以外はそれなりによく使いましたが、どれも少しずつ何かが足りない気がしていました。

ジェットストリームの2&1は多機能ペンの割に細身で使いやすい一本です。しかしながら、それでもグリップ径は12.4 mmと若干太めです。細身となると回転繰り出し式か振り子式になりますが、それらは狙ったリフィルを出すのにいちいち目視が必要だったり、2アクションしないと狙いのリフィルが出なかったりと、ちょっと面倒です。上の中で回転繰り出し式は、シャーボXとモノグラフマルチになります。それぞれグリップ径は9.2 mm、11.0 mmでなかなかいい線行っています。デルガードの2&1は全長がちょっと長くて野暮ったいのと、グリップが12.8 mmと太めなのでほとんど使ったことがありません。

一方、今回購入したジェットストリームプライム多機能ペン2&1(以下、プライム2&1)は、スライドノック式にも関わらず、グリップの直径が11.0 mmと理想的です。

左から、プライム、モノグラフマルチ、ビック4色

上の写真の一番右はビックの4色ボールペンです。スライドノック式の4色ボールペンですが、グリップ径は11 mmほどです。上の3本はグリップ径が似ています。

プライム2&1は限定色を除くと、ベージュとブラックの2色展開です。ブラックはマット塗装でベージュは光沢塗装になっています。私はマット塗装より光沢塗装の方がグリップ力があると感じるのでベージュを選びました。

普通の光沢塗装です。しっとりとしたグリップ感が好感度高いです。

クリップはユニボールoneFのねじりバネ式のクリップとなんとなく同系統のデザインモチーフです。ただし、こちらは普通の板バネ式のクリップです。シンプルな構造ですが、適度なバネ張力があり、根元の立ち上がりが4~5 mmほどあるので、少し厚めの部分にもクリップすることが可能です。

余談ですが、ジェットストリームエッジのクリップも同じような形状ですが、こちらはクリップとしての設計が全くなっていません。挟み込みむ部分が浅い上にクリップの間の隙間に軸が食い込むようなデザインになっているので紙を挟むと大きく紙を変形させます。さらに悪いことにバネレートも高すぎるんです。

左から、ジェットストリームエッジ、ユニボールoneF、プライム2&1

ジェットストリームエッジの出来の悪いクリップ

クリップをクリップとして評価して製品化しなかったのかなというレベルの出来の悪さです。

話をプライム2&1に戻します。

尻軸はこんな感じになっています。通常版の2&1と同様に、消しゴムは実装されていません。

スライダーの上部に色を示すインジケーターがあります。プライム2&1のスライダーはスライドしてもスライダーが沈み込みません。通常、スライドノック式のペンは最後にスライダーがペンの内側に沈み込むような感じで固定されます。しかしながら、プライム2&1のスライダーは内部機構の動きでスライダーをロックするので、スライダーが沈み込みません。スライダーをスライドさせると最後に小さくチャキッという音がして、そのままスライダーが固定されます。他の多色ボールペンでは感じることのできない独特の上質感があります。

左:ノック前、右:ノック後

ただし、固定を解除するとスライダーは勢いよく元の位置に戻り、大きな音がします。静音設計ではありません。プライムを名乗るなら、せめてブレンの多機能ペンくらいの静音設計であって欲しいところです。

リフィルは金属製のSXR-200-05です。定価200円で、筆記距離は約300mということです。*1

ネット通販での実売価格は160円強ですが、コスパはそれほどよくありません。

ガシガシと大量に筆記する場合は単色ボールペンを使う方がいいと思います。

ネジ接合部にはOリングが仕込んでありました。これにより緩み防止が期待できます。

シャープユニットのノック感が通常の2&1よりも上質だと感じたので見比べてみました。

左:プライム、右:通常版(プライムのリフィルにはグリスが塗ってあります)

プライム2&1のシャープユニットは通常版のものより全体的に太めです。また、バネも太く長いです。割としっかり作ってるため、多機能ペンにありがちなグギグギしたような変なノック感ではなく、普通のシャープペンシルに近い、チャキチャキしたノック感です。一回あたりの芯の繰出し量は約0.6 mmでした。

重心は以下の通り。

バランス係数([ペン先から重心までの距離 / 全長])は65 / 144 = 0.45でした。

持った感じがパイロットのクーペに似ていると感じたので、クーペのデータを取ってみると、バランス係数([ペン先から重心までの距離 / 全長])は64/ 145 = 0.44とほぼ同じでした。ちなみに、重量はプライム2&1が26.4 g、クーペが25.0 gですから、重量、重心位置、全長、バランス係数がほぼ一致しています。さらにグリップ径も双方約11mmです。目を閉じて、持ち比べるとどっちがどっちかわからないくらいです。クーペのグリップにはちょっとだけ印刷があるので表面の質感でわかりますが、それらを差し引くと区別できないかもしれません。

重心位置が65 mmでバランス係数が0.44程度だと程よい低重心だと感じます。クーペはバランスを設計したというのが売りですが、プライム2&1はそれとほぼ同様の設計になっていることがわかりました。

私の中ではグリップの太さは10 mmが基準で割と理想に近いです。ただ、25 gくらいの重い重量のペンの場合、少し太めの11 mmくらいがバランスがいいような気がします。

マネしたわけではないと思いますが、同様の設計を異なるメーカーが行ったということは、この設計は理想形のひとつなのかもしれません。

実際に筆記してみるとクーペと同様に非常に書きやすいです。リフィルはおなじみジェットストリームなので今更語ることはないでしょう。ペン先が0.5 mmであること、適度なグリップ力があること、重量バランスが最適設計されていることなどにより、ペン先が滑りすぎて書きにくいと感じることはありません。

リフィルと口金のクリアランスはそれなりにあります。そのまま筆記するとチャキチャキとした音が気になります。カチカチというより、チャキチャキとした感じです。いつものように口金とリフィル先端にグリスを塗布したところ、気になる音はほとんどなくなりました。

リフィルのランニングコストを考えると、多機能ペンで長期筆記するのはあまり賢くありません。あくまでも多機能ペンは利便性を追求したものです。そういう意味ではあまり細かいことを気にせず使うって手もあります。

ジェットストリームプライムの多機能ペンを手にするのは初めてですが、実用ペンとして非常に高いレベルを実現していると思いました。

税抜3,300円。

 

 

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