これぞ普通のシャーペン

これぞ普通のシャーペンの代表格といえば、P205ですかね。

P205はぺんてるのシャープペンシルですが、すでに廃盤になっています。0.5 mmのP205以外にも、P203、P207、P209などがあります。

海外では普通に売られていて、日本でも店舗限定品などが普通に売られていますし、ネットでも比較的簡単に手に入ります。時々、ぺんてるからも限定品扱いで出てくることもあります。

P205はシャープペンシルがシャープペンシルであるための最低限の機能とデザインで成り立っています。この潔さが心地いいです。このシリーズは3本持っていますが、あと、2、3本はあってもいいかなぁという気がしています。

PRO-use 231は一年遅れで発売されたのだろうか

PRO-use 171とか231ってなんの数字だろうかと思って、171の発売日を調べたら2017年5月15日でした。このことからなんとなく100の桁と10の桁は発売日の西暦の10の桁と1の桁っぽいことが推測されます。17の次の1はよくわかりませんが、おそらく、1個目とかそういう意味かもしれません。

この法則からすると、231の23は2023年ってことになります。ということは、ホントは去年発売予定だったのかもしれません。SNSを調べてみると、2023年の9月ごろの投稿があるようですので、多分、合ってるような気がします。

231をしばらく使っているのですが、グリップはプロユース500と同じですが、書き味がだいぶ違います。プロユース500はグリップのすぐ上にリングの出っ張りがあってそれが手に当たります。231はリングが出っ張っていないので、スムーズな印象です。

あまり似た感じのシャープペンシルはないのですが、軸径が近いからかZOOM L2に似ていると思います。

結構好きな書き味です。

書きやすいシャープペンシル パイロット S10

文房具の中でもシャープペンシルが一番好きです。

メカっぽくて、機能やカラーのバリエーションが多いこと、そして、長時間放置しても機能を失わないことが魅力です。

ボールペンだとインクが劣化しますし、万年筆だとインクが揮発してしまいます。しかし、シャープペンシルは芯が入っている限り、10年放置しても基本的には使えます。劣化する部分もなくはないですが、保管状況がよければ10年や20年くらいで使えなくなることはまずありません。もちろん、使用頻度や使い方にもよるかもしれませんが。

私が持っているシャープペンシルの中で一番古いものは30年くらい前のスマッシュです。今でも普通に使えます。

シャープペンシルといっても、見た目が好きなもの、機能が好きなもの、使い心地が好きなものなど、いろんな魅力の側面があります。また、好みには揺らぎや上書きがあるので、ナンバーワンを決めるのは難しいのですが、あえて今、書きやすいシャープペンシルを一本選ぶとしたらこれです。

パイロット S10。芯はぺんてるAinのBか2B。

限定品が通常品よりも安売りされていたという動機だけで買ったので、色などはそれほど好みではないですし、期待感もそれほどありませんでした。もちろん、S3やS5は使いやすくて、メインの筆記具だったこともあるのでS10が書きやすいのは使うまでもなく予想できていました。

ひとたび使ってみると、S10はすごくバランスのいシャープペンシルだということがわかりました。去年の9月にQC検定の2級を取得しましたが、その時の勉強と試験にはS10で挑みました。(勉強にはゲルボールペンのエナージェルユーロもたくさん使いました)

これまで勉強の本気モードを共にしたシャープペンシルはいくつかあります。思い出深いのはゼブラのドラフィックス、ぺんてるSMASHです。そして、3本目がパイロットのS10になります。

上からS10 0.5、SMASH 0.7、ドラフィックス 0.5

ドラフィックスはかつて使っていたものではありません。使っていたのは今でも販売している黒いやつです(廃盤になる前に買っとかないと)。SMASHは二代目です。一代目は0.9を使っていました。

S10は重量、重心、グリップの太さ、グリップ感全てがバランスが取れています。また、Sシリーズ全てに言えることですが、軸の後端が細くなっているためクリップが邪魔になりにくいです。余計な機能がなく、非常にソリッドで滑らかな書き味です。これにAinのBか2Bの芯を組み合わせるとまさに最強の普通シャーペンのできあがりです。

見た目的にはノック部がもう少しシンプルな方が好きです。

実はクルトガのKSモデルも捨てがたいのですが、今回はシャープペンシルの基本的な構造のみで結果を出しているS10を選びました。もちろん、これ以外にもたくさん書きやすいと思うシャープペンシルはありますので、そのうちまた紹介します。

ダイソー オ・レーヌ

オ・レーヌシリーズが気になって、ダイソーのオ・レーヌを買ってきました。

このオ・レーヌはちょっと短くて太めのシャープペンシルです。

オ・レーヌ機構がちゃんと実装されています。

グリップはラバーで三角形っぽい形状です。廃盤になったゼロシンのグリップに似ています。

重量は12.0グラムでほどほい重量感です。

クリップは樹脂製ですが、しっかりしています。ノックボタンを動かすとクリップまで動くのは謎仕様です。パーツ数を減らす工夫かもしれません。

先日購入したオ・レーヌシールドと並べてみました。

どちらも普通によくできたシャープペンシルです。シャープペンシル自体にこだわりがないならこれで十分だと思います。

ペン先をよくみると、ちょっと内部機構の配置が違うようです。

分解してみると、なかなか凝った面白い構造をしています。パーツ数が結構多いです。

実際に書いてみると、普通にいいです。

これで110円は安すぎる気がします。

プラチナ PRO-use 231(プロユース231)(限定)MSDC-1500B

プラチナの限定シャープペンシルPRO-use 231を買いました。

PRO-use 171のキャップをPRO-use 500(廃盤品)に組み合わせて口金をアレンジしたようなシャープペンシルです。

第一印象は、玄人好みでシブいです。

PRO-useシリーズはそれほど使用頻度が高くないものの、好きなシャープペンシルのシリーズです。171も通常品の品質にはばらつきを感じましたが、限定やフルブラックは完成度が高まりました。

重量は16.9 g(実測値、仕様では17.1 g)で長さは152 mmです。

グリップはPRO-use 500とほぼ同じで、少し細めです。上の太い部分が9.5 mm、くびれて細くなった部分が8.6 mm、下部の少し太くなった部分が9.0 mmになっています。

製図用ということになっていますが、ガイドパイプは3.5 mmしかありません。

ガイドパイプは収納することができます。

外からは見えませんが、オ・レーヌ機構が実装されています。しかしながら、芯クッション機能は実装されていません。

口金が長めなのが特徴的で、デザインの最大の特徴になっています。

グリップ部分はこんな感じ。

ここだけみたらPRO-use 171と間違いそうです。

重心は結構高めで先端から84mmくらいのところに重心があります。中心より上なのでむしろ高重心です。手の大きさにもよると思いますが、私の場合、手に当たる部分くらいに重心がきます。手が小さめの人は結構高重心に感じるかもしれません。

他のPRO-useシリーズと比べてみましょう。一番右はオ・レーヌシールドです。並べてみると特に右3本には共通のデザイン性がありますね。

左からPRO-use1500(通称ツチノコ)、PRO-use 171、PRO-use 500、PRO-use 231、オ・レーヌシールド

PRO-use 1000は持っていません。何度か買おうと思ったんですが、結局、廃盤まで買いませんでした。

実際に書いてみました。

ガイドパイプ収納式なので若干ぐらつきはあります。しかしながら、カチャカチャというような不快な感じはありません。

普通に使う分には問題ありませんが、ペンを振るとキャップが軸の内側と当たる音がします。

文章を書くというより、数学や図形を描きたくなる感じがします。

完成度はツチノコには及ばないかもしれません。ただ、完成度の高さで言えばツチノコはダントツの高さなので比べるのは酷かもしれません。

PRO-use 231は、デザインが好きなら買いですね。

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