最近よく手にする筆記具

ペンケースを会社に持っていくのをやめました。その方がいろんなペンを使う機会が増えるかなと思ったからです。

最近よく使っているペンは以下の通り。

【会社】

  • ぺんてる SMASH
  • プラチナ プレスマン

【自宅】

  • HBの鉛筆
  • ユニ クルトガウッド

会社でも自宅でもデスクの上には色違いのダルトンのペントレイを置いてあり、そこに選抜されたペンが入っています。

自宅のペントレイはすぐにいろんなペンが積み上がっていき、雪崩が起きるくらいになるので、時々、引き出しに戻しています。

スマッシュは何気なく手に取るとやはり使い勝手がいいです。手に取るとスッと手の一部になったような安定感があります。計算とかのモードだとスマッシュ率が高いです。

ただ、ノートへのメモになるとプレスマンの出番です。

私は調査をすることが多いのですが、調査中はA4のリングノートを手前に広げ、大きな字で思いついた事をなんでも書いていきます。プレスマンは芯が太く、軽いので、メモ書きに最適です。情報を整理し、考えをまとめるのに、ペンと紙は強い武器になります。

自宅ではHBの鉛筆を使うことが多い気がします。立ち位置としてはプレスマン的な感じです。HBだと芯の減る速度が遅いですし、比較的シャープな線を維持しやすいです。万能筆記具です。

細かい計算など、チマチマと筆記する時にはクルトガウッドの出番です。私の中では、クルトガウッドのお気に入り度が鰻登りに上がっています。なんといってもグリップの出来が秀逸です。太さ、形状、摩擦感、全てにおいてバランスがいいです。グリップは一番細いところがφ9.6 mmで一番太いところが10.3 mmです。この0.7 mmの差が握り心地に大きな影響を与えています。また、ペン全体を見ても、バランスがいいです。

CIO SMARTCOBY Pro SLIM

去年の8月に購入したAnkerのモバイルバッテリーにリコールがかかっていました。

www.ankerjapan.com

シリアルナンバーで確認したら2つとも対象になっていました。さすがにバッテリー関係は怖いのですぐに使うのをやめました。

交換か返金が選べたんですが、なんとなくまた同じ型番のものを使うのに抵抗があったので、返金処理にして、別のバッテリーを買うことにしました。

この手の仕様のモバイルバッテリーは特に目立った機能がありませんが、コスパが高い機種です。また、私はSUB A端子の充電もするので、A端子は必須です。

前から気になっていたCIOから選んだら、ちょうど似たような機種がありました。

SMARTCOBY Pro SLIM

というやつです。

ちなみに、これまで使っていたのはAnkerのPower Bankというやつです。

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) | モバイルバッテリーの製品情報 | Anker Japan 公式オンラインストア

新しく買ったCIOのはこちら。

connectinternationalone.co.jp

CIOのは容量は同じ10000mAhですが、35 Wまで対応しています。そして、もっとも大きな違いはパススルー充電に対応していることです。パススルー充電というのは、バッテリーの充電をしながら、バッテリー経由で機器に充電が可能な機能です。この機能があれば、旅先に余分な充電器を持ち運ぶ必要もないですし、同時に充電ができるので時間の節約にもなります。

ふたつを並べるとこんな感じ。

正面からの見た目は若干小さいです。ケーブルは入っていましたが、ストラップを取り付ける穴はありませんでした。ANKERのはケーブルとストラップが兼用になっていて、便利です。

しかし、普段、ストラップとしてしか使っていないため、今年の初めにラスベガスに行った時にはケーブルを忘れたと勘違いして、展示会の展示品を売ってもらいました。ストラップがケーブルだったのに気がついたのは出張も終わり、ずいぶん日が経ってからでした。実際、ストラップをケーブルとして使ったことはないです。

重量はCIOが181 g(196 g)、ANKERが202 g(214 g)でした(括弧内はケーブル込みの重量)。1割ほどCIOの方が軽いようです。

ただし、厚みは若干CIOの方が厚いようです。

ポート構成はこの通り、同じです。

ワイヤレス方式の充電器も持っていますが、私はあまりワイヤレスで充電することはないです。私が持っているワイヤレスだと充電時間が遅いですし、充電中にバッテリーもスマホも暑くなってしまうからです。また、外出先でiPhoneに充電する時は、三脚に固定したiPhoneに直接充電したいので、ケーブル経由の方が便利です。

全体の質感は結構高く、ANKERに負けていません。

CIOは大阪発のモバイル関連機器のメーカーのようで、このような会社が日本からもどんどん出てきて欲しいです。

ちなみに、もうすぐAmazonプライムデーでCIOはセールを計画していて、SMARTCOBY Pro SLIMも対象品なので、2個目はセール中に買おうと思います。今買うと10%のポイントですが、セール中だと22 %割引で買えるのでかなりお得だと思います。4818円 → 3780円

ANKERの返金予定額は3490円なので、少し足が出ましたが、1年近く使った上に、スペックが若干上がったので妥当なところでしょう。

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今回、ANKERのリコールの件は、ちゃんと連絡が来ましたし、その受け入れ体制もちゃんとしてるように感じました。ANKERブランドには割と信頼を置いていますが、さすがに同じ商品を続けて使おうという気にはなりませんでした。ブランドに対する信頼というのはいとも簡単に減るんだという事を実感しました。

Olight Swivel ProがWebサイトから消えている?

Olightのサイトを見ていたらSwivel ProとMAXが見当たらないことに気がつきました。一部オンラインショップにはまだ在庫があるようですが、Amazonでは在庫なしになっています。

Swivel Proは日常的にヘビーユースしています。

釣りの時に保険で持ったりしますが、ちょっとした暗いところでの作業や細かい作業をするときの補助ライトとして使います。夜、車内や自転車のメンテをするときは、これ+ヘッドライトがあれば昼間と変わらないくらいの環境で作業できます。意外な用途だと探し物に使えます。探したところにやっぱりあったということが時々あると思いますが、その場合、光量不足で見えていないことが多いです。探し物の発見率が格段に上がります。

購入したのは2023年10月22日です。

digistill.hatenablog.com

購入前は稼働部がたくさんあるけどチープなんだろうなと、それほど期待していませんでした。しかしながら、稼働部はかなりしっかりしていて、ソリッド感がありがたつきもほとんどありません。クリック感も程よくて、経年劣化した感じは感じません。チープどころか、むしろいい道具を手にしているという満足感の方が高いです。

Olightはラスベガスで今年、開催された展示会CESにも出店していました。Olightの製品は普段家電店で見ることができないので、全部の商品を一通り触ってみたのですが、どれも完成度が高かったです。何人かの担当者と話をしましたが、ちゃんと受け答えしてくれました。そういうこともあり、Olightに対する信頼感が高まりました。

1年半使ったのであちこち傷が入り始めましたが、意外なほどきれいです。

発光面は樹脂だと思いますが、一段奥まったところにあり、傷つきにくい仕様になっています。

最大1100ルーメンの面発光ができますが、普段は500ルーメンでしか使っていません。もっと明るさが欲しいと感じることもないです。スポットライトは220ルーメンなのでそれほど明るくないですが、夜、遠くを見たい時にはこっちを使うこともあります。COBの面発光は遠くを照らすことができませんが、手元を広く照らせるので、夜釣りの時に車内を広く照らしたり、釣り場から釣り場への移動の時はこういうライトの方がいいです。

バッテリー容量は5200 mAhもあるので、バッテリーが切れて困ったということもありません。ちなみに、500lmモードだと7時間半以上光ります。

35ルーメンは結構暗いので災害用だと思いますが、このモードだと85時間点灯可能です。これに10000mAhくらいのモバイルバッテリーがあれば10時間づつ使ったとしても20日くらいは使えることになります。

LEDの特性上、最大光量で光る時間は限られています。スペック上は20分しか最大で光りません。実際、30分とか1時間、連続で使うと光量が低下したことがわかるレベルですが、それでも300ルーメン程度はあるので暗いわけではないです。どうしても暗い時にはハイモードにすれば最低光量になっても517ルーメンは確保できる仕様になっています。

ただ、欠点は結構高いことです。8000円前後すると思います。

そう考えると4000円弱で購入できる普通のSwivelで十分なのかもしれません。これを2つ持っておくというのも悪い選択ではないような気がします。

jp.olight.com

道具を通じた新たな発見

最近、クルトガウッドをよく使っています。

これまでなんとなく自分にとって最高の一本を決めたいと思って、いろんなペンを使ってきましたが、クルトガウッドを使い始めて、ちょっと考え方が変わってきました。

クルトガウッドは使いやすいですが、全ての要素が最高というわけではないです。

また、気に入ったからといってそればかり使うかというとそういうわけでもありません。ここ最近はプラチナのプレスマンも比較的よく使っています。

このふたつは全然似ていませんが、どちらも気に入って使っています。

作るのが人で、使うのも人ですし、用途やシチュエーションも色々あります。いろんなペンを持っていても使う頻度が高いペンも日々移り変わっています。よって、道具に完璧を求めすぎないことが大切だと思うようになってきました。

むしろ、人が道具に慣れていくというプロセスも必要だと思います。

ステッドラー REG 925 85 05

1ヶ月ほど前、ステッドラーのREGがレギュラー品として再販されるということを知り、早速注文しました。SNSでは数日前から店頭に並び始めたという情報が出ていましたが、私の手元には今日届きました。

REGは2014年に廃盤になりましたが、私は販売したときに買っていて、持っていました。かなり昔のことで購入した時のレビューが残っていませんが、そもそも書いていないかもしれません。ただ、ここに持っていた当時の写真が残っていました。

digistill.hatenablog.com

実はREGはほとんど使ったことがないペンでした。

ブログにもこう書いてあります。

ステッドラーの925 85-07はダメだ。重すぎる上にグリップが滑りやすくおれ的には最悪なのだ。メカニカルなギミックとものとしての存在感はナンバー1なのだが、これで何かを書こうとは思わない

これを見ると、持っていたのは0.7 mmのREGだったようです。今回再販されるのは0.3と0.5なので0.7のREGは貴重です。

いつの間にかなくなって、もう手元にはありません。廃盤になった時もそれほどなにも思いませんでした。

しかし、再販するとなるともう一度、手にしたくなりました。

まず驚きなのが、価格です。かつては1260円だったものが、3630円になりました。

あとでも少し書きますが、REGというネーミングはレギュレーターという機構を実装しているところからきています。レギュレーターというのは芯の繰り出し量を変更できる機能です。

同じような機構を実装しているOHTOのMS-01が2000円ですので、さすがに1260円で売り出されることはないにしても、1000円くらい高い気がします。

何はともあれ、全体を少し観察してみましょう。

改めて見るとデザイン、加工、仕上げ、組み立て、全てにおいて完成度が高いと思います。

かつては、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという訳で、正直、何も思っていませんでした。無関心というのは、ジャッジするに値しないという意味で、マイナスレベルがもっとも高いと思います。かつてはそういう存在でした。

ちなみに、嫌いというのはマイナスのベクトルが異なり、害が伴うあるいは思い通りにならない時の感情ではないかと思います。何にしても嫌いという感情はよろしくないですし、価値基準は人によって異なりますので、主観的な物の評価としては好みか好みじゃないかが判断基準としては正しいと考えるようにしています。どれが好みか好みじゃないかは他人ではわからないため、私がブログでオススメと極力書かないのはそういう理由からです。ちなみに、客観的に評価する場合には、尺度や基準が必要になります。そういうお膳立てがあれば、良いか悪いかは言えるようになりますが、やはりそこに嫌いというのは入る余地がありません。

ノーマルの925 25 or 35はいまだに手に入れていませんので、限定版と比較してみます。

925 25は製図の道具として過不足がなく、洗練されている気がします。一般筆記用として使っても十分な魅力があります。

REGはどちらかというと一般筆記用っぽい感じです。元々ステッドラージャパンが日本向けに設計したペンらしく、そう言われればどことなく日本人の職人気質が見え隠れするような設計のような気がします。

重量は22.5 gでした。設計上は22グラムということになっていますが、芯の重量分が差になっていると思います。もう少し重いイメージでしたが、意外と軽いでした。22.5 gはシャープペンシルとしては軽くはないですが、一般筆記するのには問題ない程度の重量だと思います。

ペンの重量は重量バランスやグリップの太さ、ペンの長さなどで感じ方が変わります。

10 g程度だと軽快。例えばぺんてるグラフレットが10 g。

10 gと15 gの中間が、スマッシュの12.5g。

15 g前後が程よい重量感。例えば、ぺんてるのグラフギア500がちょうど15 g。

10 gと15 gの中間が、ぺんてるのオレンズネロが16.9 g、パイロットのS20が17.9 g。

20 gが重厚感を感じる重さ。例えば、パイロットのS10が19.3 g、ぺんてるのグラフギア1000が20.4 g。

22.5 gはグラフギア1000よりも気持ち重い程度で、特別重いという印象にはなりません。

ちなみに、OHTOのMS-01は27.3 gでかなりの重量級です。個人的には30 gを越えなければ、道具として逸脱した重さではないと思います。

グリップの直径はφ9mmで、シャープペンシルとしてはいい感じです。ちなみに、パイロットS10がφ9.8、プラチナ プロユース171がφ9.8、uniオレンズメタルがφ9.4です。ペンの重量やバランスにもよりますし、好みもありますが、シャープペンシルのグリップは10 mm ± 1~2 mmくらいが通常の許容範囲で、9 ~ 10 mmあたりが個人的な好みです。

REGの重心はグリップより少し上くらいにあり、比較的低重心でバランスがいいです。

さて、気になるローレットを観察してみます。

まずは外観から。

昔のREGもこんな感じのローレットでした。

実際に手にしてみても同じような感触です。ただ、好みとか考え方が少し変わったのか、これはこれでいいのではないかという気がします。ローレットとしてこれでいいかと言われれば、微妙ですが、こういうローレットがあっても良いじゃないかという印象です。少なくとも使いたくないとは思いませんでした。

感触はOHTOのMS-1のローレットによく似ています。

さっき書きましたが、REGには芯の繰出量を調整できるレギュレーター機能が実装されています。ノックパーツの下にあるギザギザのところを回すと、0.1 ~ 2.0 mmの範囲で調整できます。

かなり昔に書いたイラストですが、シャープペンシルは下のような構造になっています(机の横にずっと貼っています 笑)。

このイラストを観察すると、シャープペンシルをノックすると芯が押し出される機構が理解できます。

まず、芯チャックがチャックリング内に配置されていて、芯をガッチリホールドしています。

ノックするとチャックリングごと先端に押し出されます。

この時、同時に芯も押し出されます。

口金内の段にチャックリングが当たると、チャックリングから芯チャックが押し出されるような格好になります。芯チャックはチャックリングがないと開くような設計になっていますので、チャックリングの保持がなくなると、パッと開き、芯を離します。ノックするとチャキッという音がしますが、それがこの瞬間です。

ノックを戻すと芯チャックが後退します。その際、芯は芯戻り止めという摩擦の大きい材料があるため、そこにとどまります。

芯チャックがチャックリング内に収まると、ふたたび芯チャックが芯をホールドします。

ノックをして戻すときに、先端から出た芯が少し戻る様子が確認できると思いますが、それが芯チャックがチャックリング内に入り、ホールド力が復活した瞬間です。若干その後も引き戻されるため、芯が内部に戻ることになります。

以上の流れを考えると、チャックリングの初期位置と口金内のチャックリングが引っかかる段差との距離が芯の繰出量を決めていることが理解できると思います。厳密にはチャックリングと芯チャックの関係性もありますが、簡単のために下の矢印部分だけで芯の繰出量が決まっていると考えます。

では、芯の繰出量を可変するにはどうすれば良いか。

矢印の左端の口金の位置は変えられません。そうなると、右端の位置を左右に動かせば良いわけです。つまり、内部機構全体を左右に動かせるような設計にしてしまえば良いわけです。

原理的にはそれほど難しいことではありませんが、これを限られたスペースで実装するにはそれなりの工夫が必要だと思います。それを実際にやっているのが、REGやMS-01です。

擬似的にこれを体感したければ、シャープペンシルの口金を少し緩めてノックするといいです。緩める量に応じて繰り出される芯の量が増えることを体感できます。この場合、矢印の左端をずらした結果、繰出量が増えたということになるわけです。緩めすぎるとチャックリングが外れないので、芯が出たり入ったりするだけになります。

10回ノック法(10回ノックして芯の長さを測り1/10にする)で調べてみるとデフォルトの繰出量は0.9 mmに設定されているようです。このノック量は個人的にはちょっと多めだと思います。ぺんてるの場合、0.5のノック量は0.5に設定されていますが、このくらいがバランスがいいと思います。

レギュレーターを動かした感じはかなり滑らかです。かつてはもう少しゴリゴリした感じだったような気もします。ノック感もかなり上質です。ノックを動作する時のガタ付きも最小限ですし、チャックが外れた時の音も程よく、ノックを戻した時の芯戻りも少なく、しっかりと設計がなされていることがわかります。

ちなみに、どのペンもそうですが、ノック音の評価はペンをどう持っているかによって異なりますので注意が必要です。音そのものも官能的には重要ですが、持ち方まではペンの方で規定できません。むしろ、ノックした時の感触や振動感、芯の挙動などでどの程度の設計がなされているかはわかります。

REGの繰出量表示はMS-01よりもわかりやすいです。

実際に書いてみると、ガタ付きやブレが皆無で剛性感が非常に高いです。振ったりしても部品が揺れるような挙動は一切ないです。クリップ位置が低いので若干手に当たりやすいですが、クリップの先端が滑らかな曲線で処理されているため違和感は少なめです。

道具としてのシャープペンシルということなら、他の選択肢もたくさん考えられます。ただ、改めてみると、設計の良さ、加工の仕上げや組み立てなどがハイレベルで、モノとしての魅力に溢れています。

これを限定品でなくレギュラー品として復活させたところにステッドラーの良心を感じます。また、口金やノックパーツ、替字消し(5個入り)もそれぞれ、495円、605円、440円で用意されています。これだけ替えパーツがあれば一生物といってもいいくらい長く使えると思います。

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