ブツ撮り

仕事で依頼していたサンプルができ上がってきたのだが、なかなか美しいものだった。記録に残しておかねばと思い、午後、自宅から一眼レフと三脚を持ってきて撮影した。
照明もストロボもないので、蛍光灯+内蔵ストロボでがんばった。背景はコピー用紙を張り合わせたものを使った。全然ノウハウは知らないが、こういう撮影は気合いが入る。コピー用紙を側面にかざしたりするだけでモノの表情が変わるのでおもしろい。
根本的に光量不足だったので、弱めにフラッシュを焚き、コピー用紙でディフューズしつつ、スローシンクロで2、3秒の露光をしたのだが、フラッシュと蛍光灯の色温度が違いすぎるため、思ったような色が出なかった。また、本気でブツをマクロ撮影しようと思ったら、50mmよりも長めのマクロの方がワーキングディスタンスが稼げるのでやりやすいのだろうと思った。パースペクティブ的にももう少し長い方がいいかもしれない。
発見だったのは、マクロの構図決めやピント確認はライブビューを使うとめちゃくちゃ楽だったこと。思えばコンパクトカメラではそれが普通なのだが、ソレを光学ファインダーでやると姿勢とか視線とか結構大変と思った。
途中から同じ部署の人が物珍しげに見に来たので、知ったかぶりしていつのまにかいろいろ語っていた。絞りの効果や焦点距離でブツの表情が変わること、背景をブツから離せばフラッシュの影が目立たなくなることなどなど。いちいち、へぇと相づちをうってくれていたが、多分、どうでもよかったんだろうと思う。w
好き好んで趣味の話をしたりすることはないが、実験の話とかこういう撮影の工夫とかを話すのは大好きで、いつの間にか熱中してしまい話を打ち切るタイミングを見失うことが時々ある。
ブツ撮りのモードはお散歩写真とは全然違うモードなんだけど、基本的にはブツの方が熱中度が高い。

連絡はこちらから