ここ2,3週間のマイブームが統計学への入門だ。
先週は「完全独習 統計学入門」を読んだので、今週は「マンガでわかる統計学」を少しずつ読んでいたのだが、半分くらいまでしか読んでいない。昨日、Amazonから「はじめての統計学」が届いたので、今日から読み始めている。これは「完全独習 統計学入門」の次に読むのによい本という感じで紹介されていた本で著者の小島氏が以前大学の教科書として使っていた本らしい。
今、ちょうど28ページまで読んだんだけど、この本は作業を重視していて、習う前に慣れることの大切さをわからせようとしている。今のところ、難解なところは全くない。「完全独習 統計学入門」とはちょっと文体が異なるけど、著者がかみ砕いてかみ砕いてここが大切なところなんだよってことを学問の先輩として懇切丁寧に教えてあげているのがすごくよく伝わる。
英語の学習も簡単な文章を毎日たくさん読むことが大切と言われるけど、理数系の学問もこのような平易な良書でその世界観に慣れることから始めると、スムーズに難しい概念へと進んでいけそうな気がする。
一冊の本を何度も繰り返し読むことも必要だけど、似たようなレベルの本を同時期に読むのは知識の輪を広げつつも復習しているようなところもあるので、柔軟に概念を構築している感じだ。
この本は確率の話も出てくるし、若干専門的な表記を導入している。t分布、カイ二条分布、仮説検定ときて、最後は相関分析、回帰分析の話まで出てくるので「完全独習 統計学入門」よりも少し踏み込んだ内容と言えるかもしれない。パラパラっとめくった感じだと「完全独習 統計学入門」を読んだ人ならおそらく最後までスムーズに読み進めることができるのではないかと思う。
- 作者: 小島寛之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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