TODOとか備忘録的なことをメモするためにポケットに入るような小さなメモ帳が必要だ。トラベラーズノートのパスポートサイズでは少々かさばりすぎる。
理想的なのはしおりが付いたメモ帳だ。しかし、ミニサイズのものはたいていが鉛筆兼用になっている。鉛筆はあってもいいけど、たぶん使わないので要らない。要らなければ無視すればいいんだろうけど、無駄な気がするのが何となく抵抗がある。もう一つの選択肢としては、ミドリカンパニーの文庫本サイズのMDノートがある。しかし、文庫本サイズだとでかすぎるのだ。ワイシャツのポケットに余裕で入り、最悪なくしてもあきらめのつく価格のもので、比較的入手性の高いものがいい。
また、小さく持てるので閉じノートよりもリングノートの方がいい。
縦開きのメモ帳もいいんだけど、縦開きだとどうしても裏面を使わなくなってしまう。やってみればわかるけど、リングを上にしたまま裏面を使おうとすると、ページをめくった後、もち変えなくてはならない。これがひと手間なのだ。横開きタイプだとめくりながらノートを反転させればいいので、一連の動作で背面までスムーズに使える。
条件をまとめると、こんな感じか。
- ワイシャツのポケットに入るほどの大きさ
- リングノート
- しおり付き
- 横開き
- 比較的安価
- 入手性がいい
すべての条件を満たすメモ帳は見たことがない。ただし、しおりをあきらめると、いくつか選択肢が出てくる。そのひとつがミニサイズのロルバーンだ。
このロルバーンはミシン目が付いていて、ページをきれいに破ることができる。ノートの一番後ろには5枚ほどクリアポケットが付いているので、大切なメモを取っておいたり、何か別のものを一時的に入れておくことができる。耐水性はあまりないと思うけど、表紙、裏表紙は厚紙で丈夫。さらに、ゴムが付いているので、ページがばらけるのを防ぐことができる。紙は比較的厚く、乳白色できれいだ。方眼罫線は細かいドットでさりげない。ページごとの罫線がほとんどズレていないのはさすが日本製といったところか。紙質がいいので、万年筆でも裏抜けしない。また、60枚の120ページなので、たっぷりと使うことが可能だ。
ロルバーンって使ったことなかったけど、結構細部までよく考えて作ってあるのがわかった。
大きいサイズも使ってみたくなった。