買おう買おうと思いつつも手に入れていないシャープペンシルがありました。パイロットのS20です。お気に入りのシャープペンシルのひとつがパイロットのS3なのですが、S20はそれの高級版といった位置づけです。形もよく似ています。
色はもともとダークブラウンとディープレッドの2色展開でしたが、少し前にブラック、ブラウン、マホガニーの3色が追加され、全部で5色展開となっています。どれもいい色なので迷ったのですが、無難に渋いダークブラウンを選びました。ブラウンは明るい色ですが、木目が目立ってきれいだと思います。
↓上がS20、下がS3
S20は軸の材質が樹脂を含侵させたカバ材です。形はS3によく似ているのですが、グリップ部分が少しくびれたような形状になっています。重量や重量バランス、グリップ形状など、総合的に評価して、S3よりも使いやすいです。ガイドパイプは固定式で、剛性感が高く、すごくいいと思います。
グリップ部分がくびれておりので人差し指の腹がよく収まります。また、人差し指の付け根あたりにあたる部分も少し細くなっているため、細長い楕円を包み込むような安定感があります。重心は銀色のリングの少し下あたりで、筆記時に必要以上のモーメントが発生しません。
S20はペンユニットが金属でできているようです。S3もS20もチャックは金属製で、本格的な仕様となっています。手持ちのS5は相当古いので、樹脂のネジ部に欠けがあります。
何度も書いていますが、S3, S20で特筆すべきはクリップの位置と軸設計です。
軸の最上端に短いクリップが固定されており、手と干渉しにくくなっています。上端の軸が細くなっているため、クリップの飛び出し量が最低限に抑えられています。クリップの先端は軸側に沿うように湾曲しており、これも手との干渉を抑えるのに一役買っています。この部分の設計はわたしの知るすべてのシャープペンシルの中で最も優れています。
メリットでもありデメリットでもあるのは、プラスアルファの機能がほとんどないこと。口金も収納できませんし、芯を折れにくくするような機能もありません。そのためペン先の取り扱いには十分な注意が必要です。しかし、機能がシンプルであるため、剛性や重量設計など、基本設計に集中できたのだと思います。筆記時のことだけを考えれば、手持ちのシャープペンシルの中で最も優れていると言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、わたしは使い終わっても極力シャープペンシルの芯を戻さないようにしています。最悪、落とした時、芯が折れることで少しでもペン先への負担を減らしたいからです。もっとも机の上から落とすくらいの衝撃になると、焼け石に水でしょうが。ペンケースやペン立てに収納するときには芯で汚れたりするので、使い分けも必要です。
ところで、なんとなく手元に何本くらいのシャープペンシルがあるのか集めてみました。
32本ありました。探せばもう少し出てくると思います。正直、もうあまり使うことはないかなというものも何本かありますが、どれもそれなりにお気に入りです。
あえていくつかピックアップすると以下の通り。
- ロットリング rapid PRO
- パイロット S20
- ぺんてる ケリー
- ぺんてる グラフギア1000
- ぺんてる オレンズ各種
- プラチナ プレスマン
- プラチナ オレーヌ+
- 無印良品 最後の1mmまで書けるシャープペンシル(旧型)
パイロット シャープペンシル エストゥエンティ ダークブラウン 0.5mm HPS-2SK-DBN5
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ロットリング ラピッドプロ シャープペンシル ブラック 0.5mm S0949350
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ぺんてる シャープペン 万年CIL(ケリー) 0.5 HB キャップ式 XP1035AV ブラック
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プラチナ プレスマン シャープペン 速記用0.9mm芯2B 2105010
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