ダイソー リングライトセット

ここ数年、このブログの写真のほとんどはiPhoneで撮影しています。

特に文房具などの物撮り写真は写真そのものの美しさであったり、デザイン性であったり、ましてやカメラの性能を伝えたいわけではありません。あと、写真そのものに時間を多く取れないという事情もあります。

でも、写真は見て理解するものですから、少しでもきれいに写っているに越したことはありません。撮影する場所は30cm四方もないような狭い机の上で、背景としてはノートや計算用紙くらいしか使えません。かなり制約はあるものの、もう少し照明にこだわってもいいかなと思って、リングライトを探していました。ウェブを検索していると、ダイソーにリングライトセットなるものが売っているということを発見し、早速、買ってきました。価格は770円です。ダイソーの製品にしては高いですが、リングライトとしては安いと思います。正直、過大な期待はせずに購入しました。

1件目には売ってなくて、数日経ってから改めて別の日に別の店舗で買いました。買ったのは2月8日で、それ以降の写真では結構な割合でリングライトを使っています。リングライトのみで撮影した写真もあります。

すぐにブログにしなかったのは、このリングライトをどう評価すればいいか迷っていたからです。

それは後回しにして、まず、中にどのようなものが入っているか見てみましょう。

リングライト本体

まずはリングライト本体です。直径や約25.5 cmで結構大きめです。パッケージにもあるようにライトの色が3種類選べ、明るさが10段階にコントロールできます。電源はType AのUSBです。私はAnkerのモバイルバッテリーに繋げて使っています。

リングライト本体の電源ボタン

電源ボタンは割とちゃんとしていて、しっかりとしたクリック感があります。押しっぱなしにすることで調光が連続的になされます。電源を繋ぐとボタンが光りますが、なぜか、電源と-ボタンのところしか光ってるように見えません。しかも、それぞれ半分だけしか光らないんです。これが仕様なのか、製造ミスなのかはよくわかりませんが、気にしないことにします。

左から、三脚、自由雲台、スマホホルダー

その他に三脚と三脚と自由雲台、スマホホルダーが付属しています。

三脚は結構大きくてしっかりとしています、広げると脚先同士の距離が30 cmほどあります。脚の先にはスポンジが付いていてグリップ力があるので中途半端に広げ状態で設置することも不可能ではありません。私は畳んだまま、手でつかんで使うことの方が多いです。その場合、右手にスマホ、左手に三脚といった感じになります。

リングライト本体を三脚に取り付けることも可能ですが、自由雲台を挟んで取り付けると自由に角度を変えることができるので便利です。自由雲台のボールの精度は悪く、動きはスムーズではありませんが、締結力はなかなかのものです。ちょっと締め込むとびくともしません。

スマホホルダーは自撮りとかする時には便利なのかもしれませんが、私は使っていません。最初、バッテリーを固定するのに使ってましたが、それほど便利じゃないので今は取り外しています。

実際に使っている様子を示します。

この写真の場合、左がデスクライト、右がリングライト、手前にiPhone14ProをUlanziのミニ三脚に固定して撮影しています。この時の結果がこれです。

リングライト有無で比較した写真も準備しましたが、リングライトを使えば使えば必ず結果が良くなるわけではありません。そのような比較画像にはあまり意味がないような気がしますので、現段階では載せません。

デスクライトの方が光量が多いのでこのように撮影しても影は消えません。ただ、リングライトを使うと影が薄くなる効果がありますし、角度を調整することで雰囲気を作れたりします。リングライト単体でも撮影できますが、デスクライトを併用した方が個人的には見やすい写真になるような気がしています。部屋の蛍光灯との兼ね合いもあるかもしれません。下の写真は暗い場所でリングライトのみで撮影しました。

普段はiPhoneの後ろや被写体のサイドから当てることが多いです。位置的にはレンズの前に照明を配置するより後の方が結果がいいです。

リングライトを2個使えばもっといい結果が得られるのではないかなぁと思ったりしていますが、凝りすぎたらキリがないのでぼちぼち考えます。

余談ですが私はこのリングライトセットは防災やキャンプ用のランタンとして使えるのではないかと思いました。消費電力を調べているサイトがあったのですが、10000mAhのモバイルバッテリーで数時間から数十時間使えるようです。一番暗い状態でも、このリングライトひとつで十分に活動できる光量が確保できます。最近はテープ状のLEDライトも売っているので、ああいうものも活用すると何かおもしろいことができそうです。

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