925 25-20

芯ホルダーなる筆記具に興味があった。鉛筆で書くときは筆圧が高いので0.5mmのシャープペンシルの芯がよく折れる。だからシャープペンシルは0.7mmを使っている。今愛用のシャープペンシルステッドラー925 85-03を使っているのだが、グリップ部分の表面処理が裏目に出ていて、滑りやすい。雰囲気や重量バランスがすばらしいだけにちょっと残念な部分だ。
もう一本ステッドラーシャープペンシルを買うのもアレなので、芯ホルダーにすることにした。
最もスタンダードなマルステクニコがいいかなと思っていたのだが、見つけられなかった。uniの芯ホルダーにしようか迷っていたら925 25-20が目に入った。これは正確に言えば2mmシャープペンシルだ。芯が極太のシャープペンシルだと思えばそれほどハズレじゃない。シャープペンシルのようにノックすれば少しだけ芯が出てくるので、芯ホルダーのような不便さがない。グリップもザラザラしたままで非常にグリップ感がいい。太さは一般的な鉛筆とほぼ一緒だ。オール金属で質感がよく、重量バランスはさすがステッドラーだけあってすばらしい。芯のガタは全くといっていいほどなく、剛性感もばっちりだ。鉛筆ともシャープペンシルとも違う独特の書き味がおもしろい。
細かい文字をチマチマ書くのには向いていないような気がするので、ちょっとしたメモやズザザっと計算するときに役立ちそうだ。
ステッドラーといえばfrom ドイツなのだが、これはステッドラージャパンの企画製品らしい。芯は4本で315円とちょっとお高めだが、そうそう芯が減るようなもんでもないし、鉛筆の使用頻度からすればそんなに高いとも言えないかもしれない。
シャープペンシルは10年近くぺんてるSMASHを使っていて、今でも時々使うのだが、そのSMASHに匹敵するくらいのヒットになるかもしれない。
しばらく使って不満がなければ間違いなく長く使える筆記用具になる予感がしている。
ちなみにシャープナーはuni Artisシリーズ用のものにした。これを使うとステッドラーの芯の初期状態より少し尖った部分が長めに仕上がるようだ。

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