昨日紹介しなかった、ステッドラーの925 25-20。ステッドラーのノック式の2 mm芯ホルダーです。
過去このブログで何回か登場しています。購入したのは2005年10月29日。
なんと12年前。
最近使用頻度が低くなっていたのは、芯の出が悪くなったから。使えなくはなかったので、仕事場に放置して時々使っていたのですが、気になって改めて内部を観察してみました。
芯を掴むチャックは通常、芯がないとこのような状態になっています。
ぺんてるのウェブサイトで見たことがあるのですが、シャープペンシルのチャックはこの状態が一番テンションがかかって、チャックにはよくないんだそう。
リングをずらすと下の写真のようになるわけですが、芯が入っていないと、これが完全に閉じた状態になってしまいます。その状態で長時間放置すると、金属が変形し、開く力が弱くなるというわけです。
わたしの925 25-20がまさにそのようになっていました。なので、リングを外しても芯が通るようなクリアランスがありませんでした。それが芯の出が渋い原因でした。
上の写真は手で押し広げた後です。このようにすることで、スムーズに芯が繰り出されるようになりました。
マルステクニコは13グラムですが、925 25-20は21.5グラム。925 25-20はマルステクニコと比べるとだいぶ重いです。通常筆記を意識するなら、マルステクニコの方が使いやすいと感じます。