無印良品で2mmシャープペンを買ってきました。
軸は六角形の木でできています。木の材質は明記されていませんが、鉛筆と同じ独特の匂いがしますので、インセンスシダーではないかと思います。表面には軽くニスが塗ってあるのではないかと思います。この木はあまり硬くないので、簡単に凹んだり、傷がついたりしますが、それがいい味になってくるのではないかと思います。
重量は約11.3グラムで、太さは10 mm(辺と辺の間)です。
ペン先はこんな感じ。
削ったところが鉛筆みたいです。2ノックでこのくらいの芯が出てきます。
2mmの芯は時々芯研器という道具で芯を削ってあげる必要があります。いろんなものがありますが、例えば、下のようなものです。これはuniのArtisというシリーズのもので相当古いものですが、全く同じ形のものが売っています。この他にも北星鉛筆の大人の鉛筆シリーズ用のものとか、ステッドラーの製図用のものなどもあります。
フタをずらすとこんな風に芯を入れるところが出てきます。
適度に芯を伸ばして、この穴に芯をいれ、鉛筆削りの要領でペンを回すと芯が削れます。
削れた芯はある程度は本体の中に貯めておけます。本体の底面にフタがついており、そこを開けると削った芯を捨てることができます。
芯は長さが90mmで、濃さはHBです。
芯は大人の鉛筆のものや、ステッドラー、uniのものが使えます。ちょっと長いですが問題ありませんでした(本体に全部入ります)。
消しゴムに穴が開いていますので、芯はキャップを外さなくても補充できます。
芯は鉛筆のように予備を入れておくことはできません。使い終わったら一本一本補充する必要があります。2mm芯のペンだとほぼ全てそのような仕様です。シャープペンシルほど芯交換の頻度は高くないと思うので、実用上は問題ありません。
2mm芯のシャープペンシルというのはあまり馴染みがないかもしれませんが、探すと結構種類があります。
下の写真は上から
無印良品
伊東屋 Helvetica
北星鉛筆 大人の鉛筆
ステッドラー 925 25-20
です。
これらは全てノック式です。
下の写真のペンも2mm芯を使うペンですが、シャープペンシルではありません。芯ホルダーと呼ばれるもので、下の写真はステッドラーのマルステクニコです(青が一般的)。
カチカチとノックして一定の芯を繰り出すのではなく、ノックすると芯の固定が解除されるだけですので、自分で適当な芯の長さに調整する必要があります。
下の動画にその様子を示します。
(ちょっと手が汚れてるのはさっきママチャリのメンテしたからです・・・)
芯はHBらしいのですが、書いてみるとちょっと柔らかく感じます。ちょっと太めの六角形の木軸ということでおもしろい書き味だと思います。
550円(税込)