先日、大人の鉛筆を持っている人がいた。
ステッドラーの925-25-20も2 mmの芯を使うシャーペンという意味では同じなんだけど、鉛筆っぽい感じがおもしろいと思った。
似たような製品にOHTOの木軸シャープ マルタというものがある。こちらは鉛筆っぽい形はしているが、太くて短い。これもちょっと面白いかなと思うけど、まずは大人の鉛筆を入手してみることにした。
色は今回買ったナチュラルカラーと黒いのがあったし、消しゴム付きのもあった。メーカーのウェブサイトを見ると、いくつかバリエーションがあるようだ。
芯はBが最初から入っている。スペアの芯は付属していないので、替え芯も買っておいた。
ハイユニと三菱の9852と並べてみた。
少し使ったハイユニよりは短いが、シャーペンとしては長い。芯を収納した状態でPILOTのS3よりも1.5 cmくらい長い。
ペン先。
今日買ったやつには芯削りが付属していた。
これがおもしろい構造をしていて、板バネ材を加工したもので刃で削るというより、板材のエッジで芯を削るような構造になっている。ウェブサイトによると、昭和35年に開発されたもので、以後、改良を重ねたものらしい。右回りでも左回りでも削れるので、半回転程度のスパンで往復回転させると芯が尖ってくる。
鉛筆もさることながら、この芯削りに興味津々だ。こういうアイディアの詰まったシンプルで壊れにくそうな道具は好きだなぁ。
芯を保持するチャックは金属製だった。
金属部品が使われているので、手にすると鉛筆よりも若干ずっしりしている。芯を入れるところのキャップが金属製で重いので、それを外すとかなり軽くなるんだけど、すっこぬける感じで書き心地が低下する。ペン先の重量とのバランスを考えてキャップの重量を設定しているような気がする。
筆記感は鉛筆に近い。付属の芯はBだが滑らかで書きやすい。
アイディア出しをしたりするときには鉛筆の方がいい気がするなぁ。少し使ってみよう。