オレンズ0.2は0.175 mmで書いている

オレンズは芯を出さずに書くシャープペンシルなので芯が折れない。でも、ホントは芯を出さずに書けるわけがないわけで、実際どのくらい出ているのか計算してみた。

とはいっても、前置きとして、下の図のような感じだったらという話だ。実物はスリーブの角が面取りされているので下の想定よりその分短くなる。

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上の計算で重要なのは、スリーブの肉厚だ。スリーブの外径を実測してみると0.5から0.55 mmの間くらいだったので0.55とした。内径は芯の太さ0.2とし(実際はゼロゼロのはずはないのでもう少し大きいはず)、スリーブ材の肉厚を求めたところ0.175となった。

45度に傾けて紙と設置した場合、三角形は底辺側の二角を45度とする二等辺三角形になるので、スリーブの肉厚分の0.175 mmが飛び出して筆記できることになる。そのままペンを回転させずに書き続けると、丁度図のようになり、最も飛び出す部分の長さが0.175に芯の太さの0.2を足した、0.375 mmになるわけだ。

ダイソー ペンケース(白)

ペン立て(といっても綿棒が入ってた樹脂の容器)に収まらないペンが散乱し始めたのでダイソーでペンケースを買ってきた。GIRLS'TREND 研究所とダイソーのコラボ商品らしい。そのせいかLOVE LOVE LOVEって文字が入ってるんだけど、むしろ要らないなぁ・・・。

それはともかく、見た目、大きさはほぼ無印良品の「ポリプロピレンペンケース(横型) 大」とほぼ同じ。

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設計もよく似ていて、ほぼ同じ。しかし、シボの粗さや成型時の押し出しピンの太さが違うので金型は違うものと思われる。そして、最大の違いはヒンジの設計だ。

↓ダイソー

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↓無印

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無印のは長い範囲にわたり樹脂のヒンジがあるが、ダイソーのは中抜きになっている。そのせいでダイソーのは開きが軽い。耐久性に関してはどうなのかよくわからないが、無印のほうが丈夫かもしれない。

ダイソーが108円で無印が263円なんだけど、2.5倍の差があるかというと、ないような気がする。近所のダイソーに5個売ってたので全部買い占めてこようかと思ったんだけど、これならたくさん買ってきてもよさそうだなぁ。

ぺんてる サインペン

あまりにも普通の定番文房具があるが、その中の一つがぺんてるのサインペンだろう。

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手帳の出張期間を矢印で大胆に引っ張ったり、アイディア出しやメモ等、太くはっきりとした文字を書くときに便利なペンだ。特に付箋紙に書くときは目立っていい。

 

ぺんてる サインペン  XS520AD5 5本パック 黒

ぺんてる サインペン XS520AD5 5本パック 黒

 

 

 

ぺんてる サインペン  S520-8  8色セット

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お気に入りのシャープペンシル

シャープペンシルと一言で言ってもいろんな性質のものがあって、どれがベストとは決めきれない。下の写真にはないが、ZOOM707や大人の鉛筆、925 25-20、プレスマン等は一般筆記用のシャープペンシルのカテゴリとして論ずるのが難しい。

一般筆記用とは何かというのもまたあいまいな表現だが、自分的には鉛筆っぽい形に近く、芯径が0.3~0.7 mm程度のものって感じかな。

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これまで一番よく使った印象が強いシャープペンシルはDRAFIXだ。高校まではこれをよく使っていた。自分は赤というか朱色のモデルを使っていたが、全く同じ色のものがまだ販売されているのがすごい。このシャーペンに関して言えば、いいとか悪いとかというのを超越していて、普通に不満なく使える相棒といった感じで、その存在を強く意識することすらなかった。

大学ではSMASHの0.9 mmをよく使っていたが、なくしてしまい、途中から0.7 mmに変わった。この0.7 mmも一度洗濯してしまい、ボロボロだ。クリップもどこかに行ってしまった。ただ、クリップがなくなって思ったのが、筆記だけに限ればクリップはない方が使い勝手がいい。一般的にシャープペンシルのペン先にはストッパーと呼ばれる樹脂部品が入っているが、それも外れている。外れているといっても、固定されていないだけでモノはあるので、シャープペンシルとしての機能は失っていない。最近、0.5 mmを入手した。SMASHとの付き合いは20年以上だが、これまでこれを使っている人に出会ったことはない。Youtuberの動画の影響とかで人気が出ているようで、小中学生がお気に入りのシャープペンシルとして紹介している動画などを見かけることが多くなった。

価格、入手性の良さ、使いやすさすべてにおいてバランスがいいのはPILOTのS3だと思う。シンプルかつ必要十分で、トラブルもない。

ちょっと気になっているものもあるので、今後もまだ増えそうだ。

ゼブラ・ドラフィクスシャープ・DM5-300/0.5

ゼブラ・ドラフィクスシャープ・DM5-300/0.5

 

 

ぺんてる シャープペン スマッシュ 0.5mm Q1005-1 ブラック

ぺんてる シャープペン スマッシュ 0.5mm Q1005-1 ブラック

 

 

パイロット シャープペンシル S3(エススリー)0.5mm 透明ブルー HPS-30R-TL5

パイロット シャープペンシル S3(エススリー)0.5mm 透明ブルー HPS-30R-TL5

 

 

オレンズの線の太さ

オレンズ 0.2 mmを回転させずに書いたときの線の太さをクルトガ 0.5 mmの線の太さと比較してみた。

比較したといっても、計算上の話。

クルトガを45°傾けて筆記した場合、線の太さは0.25×√(2) mm。

オレンズを回転させずに45°傾けて筆記した場合、線の太さは0.2×√(2)。

オレンズの線の太さを1とした場合のクルトガの線の太さは

[0.25×√(2)]/[0.2×√(2)]=1.25

となる。

つまり、クルトガの方が1.25倍太いということがわかった。

昨日示した計算から0.3 mmの場合は0.2 mmよりも1.5倍太いので、0.3 mmのオレンズの場合、クルトガより太いことになる。

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片減りした場合、下手に動かすと先端の細い部分が砕けて芯の粉が発生することがあるが、片減りしたまま書き続けると気になるような粉は発生しない。

オレンズは可動する金属スリーブを紙に押し当てることで筆記に必要なだけの芯を露出させ筆記する方式のシャープペンシルだけど、金属スリーブが紙と擦れるような感覚はあまりない。クルトガのように芯先が動くこともないので剛性もある。通常の使い方で芯はまず折れない。

ただ、欠点はゼロではない。

その1、芯の減りが早い。昨日から試し書きを含め使っているんだけど、芯がすでに2本なくなった。芯が折れないので大きな文字を殴り書きしたりすることもできるんだけど、グングン芯が減るのがわかる。

その2、今回購入したオレンズメタルのグリップはローレットではなく、溝が切ってあるタイプなんだけど、若干安定性に欠ける。普通にローレットにしてくれって感じだ。ローレットに関してはステッドラーの925シリーズが秀逸だ。

一方、まだ発売されていないオレンズネロだけど、上のふたつの欠点を見事に解決している。芯が自動で送られるのでノックをする必要がない。芯交換の頻度は変わらないけどノックする手間が省ければ集中力が途切れることがなくなる。グリップに関しては、メタルグリップと似たような溝が切られているタイプだ。溝は軸方向への滑りは抑止できるが、回転方向にはあまり効果がない。オレンズネロはよく見るとグリップ部分が六角だ。六角であることで面が確保され回転方向に滑りやすい感覚はほぼなくなるものと思われる。

 

 

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