オレンズは芯を出さずに書くシャープペンシルなので芯が折れない。でも、ホントは芯を出さずに書けるわけがないわけで、実際どのくらい出ているのか計算してみた。
とはいっても、前置きとして、下の図のような感じだったらという話だ。実物はスリーブの角が面取りされているので下の想定よりその分短くなる。
上の計算で重要なのは、スリーブの肉厚だ。スリーブの外径を実測してみると0.5から0.55 mmの間くらいだったので0.55とした。内径は芯の太さ0.2とし(実際はゼロゼロのはずはないのでもう少し大きいはず)、スリーブ材の肉厚を求めたところ0.175となった。
45度に傾けて紙と設置した場合、三角形は底辺側の二角を45度とする二等辺三角形になるので、スリーブの肉厚分の0.175 mmが飛び出して筆記できることになる。そのままペンを回転させずに書き続けると、丁度図のようになり、最も飛び出す部分の長さが0.175に芯の太さの0.2を足した、0.375 mmになるわけだ。