トラベラーズノート ダイアリー 週間レフトをどう使うか

今、手帳はトラベラーズノートのバーチカルタイプを使っている。少し前までは月間ブロックも併用していたけど、見開き4か月の部分で運用できることが分かったので、月間ブロックを使うのはやめている。

バーチカルタイプは時系列で予定管理ができるため、空き時間などを把握しやすいメリットがある。デメリットとしては、見開きで1週間でメモ欄が少ないことだ。そこで来年は週間レフトにしようと思っている。トラベラーズノートの週間レフトには時間軸がなく、点が一個あるだけで、このタイプの手帳を使ったことがない。

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週間レフトは能率手帳方式がベストな気がするが、手帳としてのトラベラーズダイアリーの魅力は捨てがたいので、何とかこのフォーマットを使いこなすしかない。

最近、来年の予定がぼちぼち入りだしたので、半年分のリフィルを挟んで、予定を書き込んでいる。今のところ、こんな風な書き方をしている。

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つまり、左半分を午前中、右半分を午後として、時間と予定を書き込むわけだ。分単位の仕事をしているわけではないのでこれでも十分な気がしている。ただし、空き時間を感覚的に把握することは慣れないと難しそうだ。

 

いい万年筆とは

今日は一日、M400を使って過ごした。そこで改めていい万年筆って何だろうと考えてみた。

自分はよく簡単にいい悪いというなと言っている。例えば、「耐摩耗性がよくなりました」とかこういう表現を嫌うのだ。まず、何が良くて何が悪いのかの定義を行い、客観的な尺度としてどのような数値を使うのか決めなくてはいけない。あるいは、例えば、サンプルAの摩耗量は5 mgで、サンプルBの摩耗量は3 mgである。サンプルBの方がサンプルAよりも摩耗量が2 mg少ない。ただ、そういえば十分である。摩耗量が多いほうがいいと思う人はサンプルAの方が魅力的だと感じるだろうし、摩耗量が少ないほうがいいと思う人はサンプルBの方がいいと勝手に判断する。

万年筆の良さをそのように分析的に見れるほど自分は万年筆のことをよく知らない。たいていの万年筆はよく書けるし、使ってみると気持ちよく字が書ける。あとは軸のデザインだとか、つかみ心地だとか、筆記感とか、キャップを外すときの感じとか、そういう要素により、それぞれ個性が違う。

自分の名前やあいうえおを書くのもいいが、まず、〇△□×☆立方体等が気持ちよく書ける万年筆は使いやすい。筆圧を掛けずに線が描け、適度なインクフローがあることも重要だ。特に星を書いたとき、それぞれの辺の線の太さが違いすぎるペンはあまり好きじゃない。

筆記感はそれぞれのペンの個性のようなものだ。ツルツルしていればいいってものでもない。上質な紙を使って筆記する時に紙に引っかかったり、インクが途切れたりするようじゃだめだと思うが、そこまで変な万年筆というのはそれほど多く出会うことはない。力の入れ方や角度によって若干ザリザリした感触が伝わるペンもあるが、問題はない。要は書ければいいのだ。そういう感触も個性として受け入れられるようになる。ただし、筆圧をあまりかけずに字を書くのが万年筆を使うコツだ。力いっぱい書いてもいいことは何一つない。

下の写真の一番上がペリカンのM400で次がダイソーの100円万年筆だ。ダイソーの万年筆はニブが固定されている部分を火であぶりしっかりと固定したところ、見違うほど滑らかに書けるようになった。火であぶった部分は変色していて見た目は悪いが、筆記具としては何ら問題はない。

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いい万年筆とは、と、書いてみたものの、それが何なのか現段階ではよくわからない。ただただ、筆記具としての万年筆は魅力的だし、奥が深い。

ペリカン スーベレーンM400の新品をもらった

今日、万年筆をもらった。ペン先が柔らかすぎて気に入らないからと、ほぼ新品のスーベレーンM400だ。世の中、すごい人もいるものだ。そんなことがホントにあるのか?と思われるかもしれないが、ホントの話だ。

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M400は非常にコンパクトな万年筆で、キャップをするとパイロットのプレラとほぼ同じくらいの大きさだ。

↓左から、セーラー プロフィット21、パイロット プレラ、ペリカン スーベレーンM400、パイロット カスタム74。

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キャップを外しペンの後ろにつけるとそれなりの大きさになるが、それでもコンパクトだ。キャップのネジは4条ネジになっており、一回転で外れるので素早く筆記したい場合に便利だ。

↓左から、パイロット キャップレス、セーラー プロフィット21、ペリカン M400、パイロット カスタム74、ラミー サファリ。

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このように比較するとプロフィット21のニブは結構大きい。

ニブはEFニブ。筆記線の幅はサファリのEFとほぼ同等の太さだ。

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ペン先には非常にリッチなふっくらとしたペンポイントが付いている。書いてみると少し引っかかりがあったのでルーペで観察したところ、若干の食い違いがあったので、指で少しだけ修正した。

押し書きでも安定した太さの線が描画され、どの方向でも軽く安定した線が引け、クセがない。金ペンらしいペン先の柔軟さも感じられる。

ところで、書き心地は違うのだが、改めてキャップレスの良さを改めて感じた。キャップレスのFは線も細くあまりにも安定した筆記が可能なので、おもしろみには欠けるのだが、書き心地の良さ、安定度、滑らかさはM400のような高級万年筆に勝るとも劣らない完成度の高さだと思う。

 

 

パイロット 万年筆 キャップレス FC18SRBMF マットブラック

パイロット 万年筆 キャップレス FC18SRBMF マットブラック

 

 

万年筆ですぐ描ける!Simple Setch

ドイツ出張中にAionの情報を収集しているときに、LAMYのサイトを見たら「万年筆ですぐ描ける!Simple Setch」という本が出版されていることを知ったので、買ってきた。

イラストレーター 兎村彩野さん インタビュー | ラミー・LAMY

たまたま見たにも関わらず、出版は今年の11月25日ということで新刊だ。

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別冊でなぞって使えるイラストブックが付いている。

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作者の兎村さんはサファリのEFを使っているらしいが、少し絵が小さいのでEFくらいじゃないとなぞるのは難しいかも。

イラストが得意なわけじゃないけど、家で暇なときには気に入った万年筆で落書きしたりすることが多い。その時、無味乾燥な線や大してきれいじゃない文字を書くのも悪くはないんだけど、イラストでも描いたら楽しいかなと思う。

さっそく見よう見まねで書いてみた。ちなみに、なぞっては描きにくかったので、見ながら描いている。

うまい下手はともかく、無心で時間が過ぎるというのは心地いいひと時だ。

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万年筆ですぐ描ける!  シンプルスケッチ

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