今日、万年筆をもらった。ペン先が柔らかすぎて気に入らないからと、ほぼ新品のスーベレーンM400だ。世の中、すごい人もいるものだ。そんなことがホントにあるのか?と思われるかもしれないが、ホントの話だ。
M400は非常にコンパクトな万年筆で、キャップをするとパイロットのプレラとほぼ同じくらいの大きさだ。
↓左から、セーラー プロフィット21、パイロット プレラ、ペリカン スーベレーンM400、パイロット カスタム74。
キャップを外しペンの後ろにつけるとそれなりの大きさになるが、それでもコンパクトだ。キャップのネジは4条ネジになっており、一回転で外れるので素早く筆記したい場合に便利だ。
↓左から、パイロット キャップレス、セーラー プロフィット21、ペリカン M400、パイロット カスタム74、ラミー サファリ。
このように比較するとプロフィット21のニブは結構大きい。
ニブはEFニブ。筆記線の幅はサファリのEFとほぼ同等の太さだ。
ペン先には非常にリッチなふっくらとしたペンポイントが付いている。書いてみると少し引っかかりがあったのでルーペで観察したところ、若干の食い違いがあったので、指で少しだけ修正した。
押し書きでも安定した太さの線が描画され、どの方向でも軽く安定した線が引け、クセがない。金ペンらしいペン先の柔軟さも感じられる。
ところで、書き心地は違うのだが、改めてキャップレスの良さを改めて感じた。キャップレスのFは線も細くあまりにも安定した筆記が可能なので、おもしろみには欠けるのだが、書き心地の良さ、安定度、滑らかさはM400のような高級万年筆に勝るとも劣らない完成度の高さだと思う。