内田洋行 ケント シャープペンシル 0.5(回転繰り出し式)

出張で宇和島に来ています。仕事帰りに地元の文房具店に行ってみました。アーケード街に2店舗ありました。

王子屋

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マンネンドウ

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どちらも味があります。

王子屋で気になったのは、ぺんてるのXS。これはスマッシュの後継として発売されたペンです。残念だったのは、ボールペンだったこと、クリップや本体に少し腐食が見られたこと。ボールペンでもきれいだったら買ったかもしれません。

もう一本気になったのは、細身でグリップ部分が少し太くなったようなシャープペンシル。これってもしかして、内田洋行回転繰り出し式かなと思って、詳しく見てみたらKENTというロゴがあり、そうだということがわかりました。回転繰り出し式のシャープペンシルは珍しいので、買いました。2000円。

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上から、プロユース171、オレンズネロ、ケント シャープペンシル


ケントのシャープペンシルはかなり細身ですが、グリップの部分だけ少し太くなっています。グリップ部分は細かい横線のギザギザです。かなり低重心で、握り心地はいいです。

クリップは外すことができます。長年放置されていたからか、樹脂の黒い色素がアルミの軸にうっすらと転写されています。

グリップの後端には六角形のナットのようなものがあり、転がりにくさに一役買っています。

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新品として買ったのですが、古いこともあり、少し傷が入っている部分があります。

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消しゴムにはカビのような斑点があります。

どうやって芯を補充するのかよくわからなかったのですが、あちこちいじっていたらわかりました。銀色の軸をスポッと抜くとこんな感じになります。

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消しゴムはカビているのか若干黒ずんでいます。

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と、ここで気が付いたんですが、芯は自動で補充されないようです。

??

グリグリと回転し続けると、芯が外れ、中から細い金属の棒が出てきます。

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逆に回すと金属の棒が中に入っていき、そのうちパイプも中に入っていきます。金属が少し奥に入った時点で、芯を仕込むとこんな感じになります。

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芯がはまり込み、固定されます。

いちいち口金を外す必要はないですが、芯の補充はガイドパイプの先端から差し込む要領でやるんだと思います。

つまり、本体に入っている芯は自動で補充されるものではなく、単に芯を内蔵して持ち歩くだけの機能しかないわけです。

ちょー、めんどくさい!笑

ノック式シャープペンシルの偉大さを初めて実感しました。

付属の芯はすごく短くて、4.5 cmくらいしかないです。

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芯補充のめんどくささを考えに入れなければ、結構、いいシャープペンシルだと思います。実用性はあまりないかなと思います。

収集自体にはあまり興味はないですが、これはコレクターズアイテムとしておもしろいです。

地方の文房具店には時々おもしろいアイテムがあって楽しいです。

PRO-USE 171のローレットの形がおもしろい

芯硬度表示の部品が緩い件ですが、プラチナに電話したら送ってみてくださいということだったので、送ってみました。

ところで、プロユース171のローレットですが結構いいです。ローレットは一歩間違うと手へのあたりがきつくなったり、逆に滑りやすくなったりします。プロユース171のローレットは食い込むほどに粗くないんですが、細かい凹凸が感じられます。いったいどんなデザインなんだろうと思い、見てみたら、結構変わった手の込んだデザインでした。

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絵で描くとこんな感じです。

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今日は仕事で少し使ってみたのですが、一般筆記向きですね。ガイドパイプを2 mmくらいにして、芯を1 mmほど出して使うのが好みです。オレンズネロのガイドパイプが3mm程で、芯を出さずに書くのでちょうど同じくらいの感じになります。無印良品のシャープペンシルもガイドパイプは2 mmほどなので、一般筆記はそのくらいがバランスがいいのかもしれません。

 

ミドリカンパニー 卓上掃除機ミニクリーナーII

机の上にあるこれ。

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捨てるのが地味にめんどくさいんです。ついつい机の端にパッパッパっとやって、そのまま放置されています。そうするとどんどん机の上が汚れてきます。

卓上クリーナーの簡易的なものを買ってきました。

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小さなブラシでゴミをかき出し、後ろのトレーにため込むという簡単な原理の掃除機です。

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ここにごみがたまります。

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それではさっそくさっきのところを一回走らせてみます。

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おっ。

二回目。

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ほほーぅ。

さらに数回コロコロコロコロ。

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結構きれいになります。

引くときにブラシが回転しませんので、前後に往復するだけで基本的にはきれいになります。

ちょっと気になったのは、長めの消しカスはブラシに絡んで飛び出してきやすかったです。

動画でちょっと見てみます。

カメラを動かしてしまっていてちょっと見にくいです。


卓上掃除機 ミニクリーナーII

 

ミドリ クリーナー ミニ II ピンク A 65615006

ミドリ クリーナー ミニ II ピンク A 65615006

 

 ↓これは前後にブラシが動くタイプ 

ミドリ クリーナー ミニ アオ A 65613006

ミドリ クリーナー ミニ アオ A 65613006

 

 

モノグラフマルチ その2

モノグラフマルチをもう少し見てみましょう。

手持ちのモノグラフシリーズと一緒に写真撮ってみました。

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上から、モノグラフゼロ、モノグラフ、モノグラフマルチ

この他に、モノグラフにラバーグリップが実装されたモノグラフグリップと、再度ノック式のモノグラフワンがあります。

このシリーズ、結構好きです。そのうち全部揃えたいと思っています。

ところで、モノグラフマルチで特筆するべきは、エアタッチインクだと思います。

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このインクはなめらかな書き味にも関わらず、滑りすぎない抑揚のきいた感じが好印象です。スタロジーの油性ボールペンと方向性が似ています。

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モノグラフシリーズは比較的低重心ですが、モノグラフマルチはペンの真ん中ぐらいが重心です。書きにくくはありません。

最近は、手帳の書き込みはほぼシャープペンシルです。重要度の高い動かさない予定やTODOは黒ボールペンで書き、強調に赤ボールペンを使う感じです。青があると完璧ですが、赤、黒、シャープで基本的には用が済みます。

シャーボXなどにも消しゴムはついていますが、小さいので使うのを少しためらいます。もったいないというより、入手するのが難しいイメージがあるからです。少なくとも近所の書店では手に入りません。シャープペンシルと大きなシャープペンシルがセットになっているのは合理的です。

手帳と一緒に持ち運ぶボールペンはなくすリスクが結構あります。落としてもそれほど痛くない価格なのもうれしいところです。

実は年末にジェットストリーム4+1の0.38 mmを手帳用に買いました。しかし、手帳のゴムグリップのせいでペンホルダーにスムーズに装着することができませんでした。モノグラフマルチにはラバーグリップがありませんが、手帳と一緒に持ち運ぶペンなら、ペンホルダーへの出し入れのスムーズさを考えると、これは合理的な設計だと思います。

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(ジム85回目。中三日。4日間の出張帰りに行ったのですが、疲れていたのか、腹筋台に乗ろうとつま先立ちになったら、ふくらはぎが強烈に攣りました。台に片足が乗っていたので、うまく動けず、しばらく悶絶していました。今も肉離れしたように痛いです・・・)

 

トンボ鉛筆 多機能ペン 2&S+消しゴム MONO モノグラフマルチ ブラック CPA-161C

トンボ鉛筆 多機能ペン 2&S+消しゴム MONO モノグラフマルチ ブラック CPA-161C

 

 

プラチナ万年筆 PRO-USE171 0.3 mm

プラチナ プロユース171の0.7 mmがよかったので、0.3 mmも買ってきました。

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プラチナ万年筆 プロユース171 0.3 mm

まず、0.7 mmの緩い芯硬度表示窓ですが、店頭で確認したところ、個体差がだいぶありました。同じ緩いものもあれば、固いものもあるようです。緩いものは金属部品と樹脂部品の隙間が若干広いようです。生産ロットによって異なるのかもしれません。月曜日に問い合わせてみます。

ちょっと気になったのは、芯硬度表示窓だけでなく、芯を出し入れするキャップや消しゴムのキャップの固さにも個体差があり、ものによってはスカスカのものがありました。芯硬度表示窓は外れて部品がなくなることはなさそうですが、キャップが緩いとなくしそうですし、芯が出てきてめんどくさいことになりそうです。

品質のバラつきが結構ある印象です。0.3 mmはすべてチェックして、より良いものを買ってきました。

セーフティスライド機構の反発力は0.3と0.7では異なり、0.3の方がより軽い荷重で動作するようです。筆記角度が小さいとセーフティスライド機構はあまり役に立ちません。筆記角度が大きくすることで芯への曲げ応力が減るばかりでなく、セーフティスライド機構がより有効に働くようになります。

太い芯はそもそも折れにくいので、セーフティスライド機構はむしろ細い芯の方が恩恵が大きいのではないかと思います。わたしの場合、文字を書き終わったときに、ペン先を紙にトンと軽く当てるクセがあるのですが、そのときにはセーフティスライド機構がかなり有効に働きます。

発売当初、クリップ位置が低いという理由で敬遠していたプロユース171ですが、ペンの握り方を矯正したので、その点はあまり気にならなくなりました。

製図用のペンは回転させながら描くことを前提に設計しているため、細めになっています。例えば、ロットリングのラピッドプロは一般筆記用なので、製図用の600と比べるとグリップが太いです。参考までにいくつか比べてみましょう。

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左から、ロットリング ラピッドプロ、ロットリング600、プロユース171、ぺんてる グラフフォープロ

プロユース171はラピッドプロよりもグリップが太く、一般筆記しやすいように思います。また、ガイドパイプも4 mmだと視界が広くなるのですが、そこまで必要かといわれれば、そうでもなくて、2, 3 mmでも十分です。なんとなくガイドパイプを若干短くした方が安定感があるような気もします。この辺は今後使いながらいろいろ検証していきたいところです。

 

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