プラチナ万年筆 PRO-USE171 0.3 mm

プラチナ プロユース171の0.7 mmがよかったので、0.3 mmも買ってきました。

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プラチナ万年筆 プロユース171 0.3 mm

まず、0.7 mmの緩い芯硬度表示窓ですが、店頭で確認したところ、個体差がだいぶありました。同じ緩いものもあれば、固いものもあるようです。緩いものは金属部品と樹脂部品の隙間が若干広いようです。生産ロットによって異なるのかもしれません。月曜日に問い合わせてみます。

ちょっと気になったのは、芯硬度表示窓だけでなく、芯を出し入れするキャップや消しゴムのキャップの固さにも個体差があり、ものによってはスカスカのものがありました。芯硬度表示窓は外れて部品がなくなることはなさそうですが、キャップが緩いとなくしそうですし、芯が出てきてめんどくさいことになりそうです。

品質のバラつきが結構ある印象です。0.3 mmはすべてチェックして、より良いものを買ってきました。

セーフティスライド機構の反発力は0.3と0.7では異なり、0.3の方がより軽い荷重で動作するようです。筆記角度が小さいとセーフティスライド機構はあまり役に立ちません。筆記角度が大きくすることで芯への曲げ応力が減るばかりでなく、セーフティスライド機構がより有効に働くようになります。

太い芯はそもそも折れにくいので、セーフティスライド機構はむしろ細い芯の方が恩恵が大きいのではないかと思います。わたしの場合、文字を書き終わったときに、ペン先を紙にトンと軽く当てるクセがあるのですが、そのときにはセーフティスライド機構がかなり有効に働きます。

発売当初、クリップ位置が低いという理由で敬遠していたプロユース171ですが、ペンの握り方を矯正したので、その点はあまり気にならなくなりました。

製図用のペンは回転させながら描くことを前提に設計しているため、細めになっています。例えば、ロットリングのラピッドプロは一般筆記用なので、製図用の600と比べるとグリップが太いです。参考までにいくつか比べてみましょう。

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左から、ロットリング ラピッドプロ、ロットリング600、プロユース171、ぺんてる グラフフォープロ

プロユース171はラピッドプロよりもグリップが太く、一般筆記しやすいように思います。また、ガイドパイプも4 mmだと視界が広くなるのですが、そこまで必要かといわれれば、そうでもなくて、2, 3 mmでも十分です。なんとなくガイドパイプを若干短くした方が安定感があるような気もします。この辺は今後使いながらいろいろ検証していきたいところです。

 

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